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喪失

間もなく職場復帰。もう目前だ。
復帰するにあたっての不安はたくさんあるのだけれど、
自分の日常を振り返った時、変化が大きすぎたのだと気づいた。

スタエフで、ある配信者の方が『変化は喪失』と言っていた。

変化すると、これまでの当たり前を失う。
例えば、結婚は一般的に良い変化とされているが、独身時代の自由な生活を喪失する。
引っ越しや異動も以前の人間関係を喪失することになる。

私は、昨年4月に結婚を機に、北海道から関西に来た

言い換えれば、
独身の気軽さも失ったし、
住み慣れた環境も失ったし、
実家に気軽に行く機会も失ったし、
リフレッシュできる場所も失ったし、
近くにいる友人も失った。

幸せな環境にいるのに、なぜ自分が辛い気持ちになるのだろうかと自問自答していたのだけれど、この『変化は喪失』という言葉に救われた。

私は多くのものを失っていたのだ。

辛い気持ちになって当然だった。
自分をそういう目で見てあげられたら、気持ちが楽になる。

春から、環境が変わる人も多くいると思う。
私も職場に復帰する。

環境が変わることは喪失だ。
だから、辛くなる。これは程度の差はあれ、誰でもそうなる。
そして、喪失したことをきちんと認識してほしい。

学生時代の無責任な楽しさを失くした。
時間を自分の好きなように使える暮らしを失くした。
寝坊する楽しみを失くした。

これらの環境の変化は、大事な肉親を無くす喪失に近いと、私は思う。
だって、自分の一部を失うことだから。

何も変ではない。

1日くらい何の予定も入れないで寝ているのでもいいし、
お気に入りの場所に行くものいい。
悲しみに思い切り浸るのもいいと思う。

特に引っ越しを伴う人はこの喪失が大きくなる。

辛い時は誰かと話そう。
SNSもうまく使おう。
心療内科や精神科で話を聞いてもらうのでもいい。
1人じゃない。それを忘れないで生きていこう。

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