計画的二度寝という新提案

みなさん、二度寝は好きですか？

はい、そうですよね。好きですよね。
好きどころの騒ぎではないですよね。

二度寝といえば、時間にゆとりのある休日の朝。
目が覚めて時計を確認し、「まだ寝れる～！」と再びまぶたを閉じるときのお得感と気持ちよさといったら！

そこで、私は思いました。
「休日以外も二度寝がしたい！」
二度寝でしか得られないあのふわふわとした幸福感を平日にもあじわいたい！

というわけで、今回の朝の工夫は「平日にちょっと早く起きて、二度寝をする」です。つまり、計画的に二度寝をしてみよう！というわけです。

　ちょっと早く起きて二度寝できる朝

思い立ったら吉日、ということで、さっそくやってみることにしました！

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計画的二度寝の準備

まずは早く起きるためのアラームの設定から。
平日の朝、わたしは6：30に起きたいので、その30分前の6：00に二度寝用アラームをかけることにした。
最もベストな二度寝時間はどのくらいだろうと考えた結果、15分だと物足りないし1時間は長すぎる気がして30分にした。

　

よしよしよし、お次はアラーム音の設定だ。

普段と同じ音でもかまわないけれど、せっかくなら変化をつけて特別感を出したい。
iPhoneにはじめから入っている音の中から、気持ちよく二度寝ができそうなものを厳選する。
真剣にアラーム音を選ぶのは初めてだ。今まで気にしたことなどなかったが、調べてみるとなんと51パターンもあった。
１曲１曲聞き比べた結果、「ブルース」の軽快なメロディがわたしの心を射止めた。
（ここから聴けます）

　

ただ二度寝をするだけなのに、「最高の二度寝をするぞ！」と意気込むと無性にワクワクしてくる。

こうして二度寝の準備を万全にして、眠りについた。

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計画的二度寝の結果は…

結果からお伝えすると、計画的二度寝はちょっと失敗した。

二度寝を楽しみにしすぎて二度寝用アラームが鳴る前に目が覚めてしまったのだ。
これじゃまるで、遠足が楽しみで眠れなくて、やたらと早起きしてしまう小学生だ。

「起きるのが早すぎた！ブルースの音で目覚めてから二度寝がしたかったのに…！」と慌ててもう１度寝ようとしたが、悔しくて悔しくてもはや寝ることに集中できなかった。

それでも、寝たフリをし続けていていたら、その状態であの軽快なブルースが鳴り響き、わたしは冷静に音を止めて二度寝をすべく再び瞼を閉じた。

でも結局、期待していた二度寝のお得感と気持ちよさはあまり感じられないまま、本来起きる時間のアラームで起きることに。

計画的二度寝は失敗か……。

と思いきや、ここからわたし、巻き返しました！

というのも、計画的二度寝が終わって力が抜けたせいか、そのあとまた５分ほど寝てしまい、その５分がとってもとっても気持ちよかった！
夢の中と現実の間でまどろんでいるような感覚。
これぞ、わたしが求めていた二度寝！

とは言え、気合を入れて臨んだ計画的二度寝は、終わりこそはよかったもののちょっと失敗して幕を閉じた。
しかも、結果的に二度寝どころか四度寝をしている。

ただ、この失敗からの学びは確実にあった。

気持ちよい二度寝をするには、「明日は絶対に二度寝をする！」と意気込みすぎないことが大切だということだ。

今回の学びを活かして、明日の朝もう一度チャレンジすることを心に決めた。

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二度目の計画的二度寝

次の夜、前回と同じく、6：00と6：30にアラームかけた。
もちろんアラーム音はあのご機嫌なブルースである。

二度寝をしようと意気込みすぎないことが大事なので、いつも通りに夜を過ごし、穏やかな気持ちになれるエッセイを読み、平常心で眠りについた。

そして翌朝、アラーム音（ブルース）で目が覚めた。
不思議と昨日聴いたブルースより、ごきげんなメロディに聴こえた。
時刻は6：00。まだ寝れるっ！
これこれこれ！ と、心の中でガッツポーズ。

アラームを止めて、半分起きて半分寝ている状態でふわふわとまどろむ。
うん、気持ちよい。薄く目を開けると、カーテン越しに入ってくる朝の光によって、部屋中が白いベールで包まれているようだった。

　

朝に二度寝をすると気持ちよいのは、朝の光の効果かもしれないと思った。
そして、そのままもう一度ぐっすりと眠った。

6：30　聞きなれたアラーム音が鳴って起きる。

二度目の計画的二度寝、リベンジ大成功である。

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工夫することを止めない

一度目の計画的ニ度寝はちょっと失敗した。
でも、気持ちよい二度寝のためにアラーム音を選んでいるときはワクワクしていたし、大の大人が眠れなくなるほど次の朝が来るのが楽しみにもなった。

「朝」には、眠い、時間がない、なかなか動けないなど、人それぞれの悩みがあるかもしれない。
そんな朝をどうやって乗りこなそうか、どうやって楽しもうかとたくらみながら試行錯誤し続けること自体が、どんな結果になろうとも、生活を豊かにするのではないだろうか。

朝の光の中でまどろむために、明日も気合い30％くらいで計画的二度寝をしようとたくらんでいる。

わたし、二度寝が大好きですっ。