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【パーキンソン病診断前の症状③】 2024年_冬 疲れ
年が明けた1月、手の震えが酷くなってきました。
今まではパソコンで待機しているときだけ手の震えを感じていましたが、人と話しながらその内容をパソコンにまとめているときに震えが出たことがありました。
部下の子にそれを言ったら「気がつきませんでしたよ〜」と答えてくれましたが、自信がなくなってきました。
そして、腱鞘炎にしては治りが遅すぎる…何かの病気かもしれないと思い始めました。
ただ、私の手の震えは力が入らないような小さな震えで、丸薬丸め運動と言われるパーキンソン病特有の震え(親指と人差し指をこすり合わせるような震え)とは違う気がします。
そのため、本態性振戦(明らかな原因がないのにふるえる病)なのかしら…と考え始めていました。
また、疲れでぐったりしてしまうことが多くなって来ました。
もともと、私は、何かしようとすると頭の中がそれだけでいっぱいになり、書籍を積み上げたりネットで調べるのが止まらなくなる性格でした。
子どもの宿題で出された課題も、「ああやったらいい」「スケジュールはどうしたらいいか」「この本を参考にした方がいい」とどんどん先回りしてしまうところがありました。
疲れが原因なのか、自分のその性格が煩わしくなって来ました。
ある日、夫が学校から娘の学校の宿題の内容を聞いて来ました。私は夫に「私は疲れているからその内容は貴方が見て欲しい」と頼みました。夫は「わかった」と言いつつ「こんな内容なんだけど…」参考になるようなWebページを見せて来ようとしました。だけど、私は「見たら色々考えてしまうから見せないで」と言い返しました。「ただ、サイトを見せてるだけなのに」と夫が言い、夫婦喧嘩が始まりました。
そして、たまたま近所に住む私の両親が「家の前を歩いていたら喧嘩している声が外に漏れていた」と心配して訪ねて来ました。そのとき、私は「疲れていて何もしたくないのに…見たら、色々考えてしまう…」と大泣きしていました。そして、手は激しく震えていました。それを見た両親は「こんな激しく震えるのは何か病気かもしれない。病院行った方がいい」「最近の様子を見ていると鬱病かもしれない。精神科に行った方がいいんじゃないか?」と言いました。また、夫は「まずは整形外科で診てもらったら」と言い始めました。
私はそのときに自分で色々調べて薄々気がつき始めていたことが確信に変わりました。
「多分、パーキンソン病だと思う。私が行きたいのは脳神経内科」
と言いました。
震えも気のせいじゃない。
誰から見ても明らかなんだ。
そういえば足が上がらないっていうのも老化現象じゃなかったんだ。
震えるのは右手だし、ひきずっているのも右足(パーキンソン病の初期は左右どちらかから症状が出る)