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「すべって☆サプライズ」は少女漫画(PUI PUI モルカー感想)

PUIモル9話が放送されました!感想と「恋愛スピンオフ展開が少女漫画とかでできそうだなぁ」とか思った話をします。

※モルバレあり(モルカーの話の内容ばれ)

すべ☆サプ

題名のすべって☆サプライズですが……同名の少女漫画がりぼんあたりに掲載されていてもおかしくなさそうに感じますね。ぼくは考え方が安直なので、もちろん舞台は五輪かなにかを目指すアイススケート少女がいる世界です。コーチか同級生が面倒なちょっかいを出してくる野郎で恋愛対象なのでしょう。コーチがちょっかい出してきたら懲戒ですね……

PUIモル見て育った層が次に求めるエンターテインメントがりぼん等になることはあながち間違ってもなさそうな気もします。

例えば今回のすべサプ(すべって☆サプライズ)で取り上げられたアイススケート・ミュージカルですが仮に北海道のさっぽろ雪まつりのように冬季シーズンの渋谷に欠かせない一大イベントになったとします(モル世界は外出自粛とかも一切ない感じなので余裕で現実日本と区別されたファンタジー世界、もしくはIF世界なのでしょう)。

普段の走行力からは想像もできない回転や滑走どころか踊りまで仕上げてくるモルカーたちをセッティングするだけでそこそこのエンターテインメントとなるでしょう。

FUJI ROCK FESTIVAL感

1話の邪悪(の根源とされてしまった)だったステレオサウンドアンプモルがDJブースのように巨大音量でフロアを揺らしている様子からはチルった雰囲気を感じますね。

巨大公園とか空き地でよく夏に開催されている歌系イベントのサンセットブース(立って聴くとか無理にしなくていい、芝生に寝そべりながらそれこそ夕日が沈んでいくところをミュージシャンの生演奏とともに体験する感じで過ごせるメイン会場ではないエリアのイメージです)のようであり、渋谷名物DJポリスが「マジでターンテーブル回しながら交通整理するブース作っちゃったんですか!?」みたいな光景がこのIF世界では見られるかもしれません。残念ながら本当の渋谷では永遠にそんな光景は得られなくなりました。もちろんアフターおよびニューノーマル時代においても割とそんな光景(といいますか渋谷に集合する行為)が発生するほうが問題と言うか脅威、危機的状況であるとも思えます。現代に於いては集合行為というだけで暴動扱いされてもおかしくはない

恋愛話もできるモルカー

また、たまたま今回のテーマは恋愛でした。DJブースから踊りが加速して雪まみれになった紫モルが思いっきり歩行者に人身事故を起こしたものの、衝突された男女2人は美しい曲線軌道で交差点の真ん中に降り立ち、フラフープぐらい大きさがある指輪を女の人の頭からかぶせたら一瞬でウェディングドレス姿に着替えさせられた描写は魔法なのか、それとも時間経過を端的に表現したのかはわかりませんがハッピーエンド至上主義やご都合展開、予定調和と言われようと幸せこそがやすらぎであることをぼくらに教えてくれている。今回の教訓といっても良いかも知れません。

少女漫画に投影するのであれば、このすべ☆サプが真面目にシーズンイベント化された世界があったとして(別にプロポーズが必要なわけではなく、モルスケートとかがメインであり話の中で描写もあったモル審査によってイベントに起承転結が付けられるという予測というか保証に基づく)すべ☆サプを見てモルカースケーティングの世界に憧れた小学生の女児なんかが主人公になります。

モルスケ(スケベなモルカーではなくモルカースケーティング)では、今回のようにモル演技だけでなく人間による滑りもプログラムに含まれる。ほぼほぼフィギュアスケートに必要な技能で対応できるでしょう。

モルスケの一員となるべくスケート教室に通うことにした少女はやがて美男子コーチやツンデレ幼馴染野郎とかと絆を深め、それなりの出会いや別れを繰り返して一流のモルスケ民……モルスケーターとなるでしょう。運動が下地の恋愛漫画なため怪我なんかのアクシデントも頻繁に起こりうるでしょうね。

主人公の仲間内には怪我でスケーターになることは断念するものの、モルスケスタイリストとか調教師の道を選ぶ仲間が出てくるかも。こうなると花とゆめみたいに年齢層をあげた誌面に移籍したりする、主人公がある程度年齢を重ねた第2シーズンという長寿なコンテンツにもできそうです。

数字の概念がわかるモルカーの恐怖

モルスケ内でモルカーたちが審査員をしていたことについて少し触れましたが、美醜の判別がモルカーたちには出来てしまうことがわかりましたね。でも確かにそうでなければ6話あたりで発露した「異様な状態」であるゾンビモルカーを怖がることも出来なかったかも知れない。

美しいかそうでないかがわかるだけでなく、自分たちとは異なる人間という種族が見せたスケーティングについて数字で評価が下せるモルカーにはかなりの知能があると考えられます。10点か100点しかなかったため、裏方の人間か誰かに「出番がきたらこれを出せ!」と言われて鞭でしばかれていたのかも知れませんが……

とにかくモル達は「人間を評価できる」とわかりました。

後記

ということを考えていたら日が暮れそうですね。今日は何か寒さも一味違う段階であり運動が躊躇われがちになります。

お読みくださりありがとうございました。

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中村風景
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