バカ花火マーケティング
ぼくがこれまで出会ったマーケティングな連中とは、やれマーケティングのちからで人々を笑顔にするだの、社会をよりよくするだのという耳障りの良さそうな言葉を言う奴ばかりだった。ヘッダ画像をお借りしています。
この前聞いたんだけど、ろくでもない花火卸売?がいたらしい。自治体(自治体が開催母体なのかどうかは忘れたし調べてもいない。一例なので母体がどこかはそこまで関係ない)が何年ぶりかに開いた花火大会を、なんのリスク管理もできず、そして多分おそらくはマーケターも内包していない状態であり未開催状態にした。
何万発、みたいなおびただしい量の花火を調達すると当該自治体かなんかに約束して、で多分実際にそういう売買契約して(しないわけないだろう)イベントの当日にお届けすると決まった。これだけでとんでもない人員に影響があるとてつもなく大掛かりな職的な業をしなければならないことがわかる。
当日届かなかったんだって。まともに生まれまともな常識を身につけられるような生活を送れてたのかが心配になる。その安請け合いした奴がです。
だって……大会当日に、打ち上げ数時間前まで「大丈夫大丈夫!時間までに届きまっせw」と言っておいて、その数分後に「ごみぇんなちゃい;;トラック間に合いまちぇん;;;」と大会主催者に伝えたらしい……ガキの使いやあらへんで
小学生か?と思える準備の仕方である。だれかこいつに遠足のしおりを差し上げてはいかがか?この遠足のしおりこそがマーケティングであり、リスク・マネジメントというそのへんの偉そうな大人必携の技なのだろう。
つまり花火メーカー(なんだか知らんが花火を造る人らのことってメーカーって言わない。なんやら職人だの製作所とか言う。ここにもなにか面倒そうな古い慣習があったりしないだろうか?でもそれは直接は関係なさそうなのでおいておく)から規定数の花火を調達できるよう、逆算して(当然大会開催日からの逆算だ)何日あれば何個作れるかを計算する。
調達の算段がついたのであれば、輸送機関の手配である。トラック何台分なのか知らないけど、そのすべてを極めて安全に運ぶ手段をまた逆算して運送会社に依頼する。
おそらくこの辺りで鼻ほじって家に帰ったんじゃないだろうか。あれがだめだったらこちらの手段を、それがだめなら……というリスク管理は一切を怠った。いま思ったんだけど、こういう人たちってきちんと平日休んでいるんだろうか?だって花火が使われるのって土日だけだ。土日が正規の職的な場なのであれば、平日休んでないと本番たる土日に満額のパフォーマンスを提供するなんてできない。花火調達店、上でも言ったように卸売って扱いでいいんだろうか、こいつらの業態がブラック企業のそれなんだったら根本がもうアカンなのである。
冒頭のその、「(絶対間に合うわけないのに、破談になることが確定しているのに)大丈夫大丈夫^^;大会開催させまっせ^^^;」と言ってしまう体質とは全くのアウトな企業体質を示している。だからここまで書いたような想像ができちゃうわけだけど、おそらくなんたら自動車道を200km出せとか言ってたんじゃないっすかね。金に目がくらんで命を舐めていらっしゃる。
マーケターがこういう悪しき企業にいれば、絶対無理みたいなことがわかるわけです。事前に安全を期した場所に弾薬なりなんなりを配置させ、人が迷い込んだら危ないし(どっちか言うと不審火とかよりガキが危なさそうだ)リスク管理として警備員だの万が一暴発しても平気な強化シェルタみたいなのを手配しただろう。
だけどこいつらは何万発の花火を調達したことによる手柄手数料を満額せしめようとゲヒった結果、そのすべてを怠り花火を無償提供する羽目になったんです。満額まんま負債として手に入れた。ちょっとすごい
これ誰も幸せになってないんです。花火を事前調達、配備すれば雇用創出にもつながったのにそんなの起こらなかった。その日もどこかで日雇いバイトを探している人がいただろう。
自治体は面目が潰れた。何年ごしの大会を破壊された。侮辱と言ってもいいでしょう。
当該自治体に住む連中は家族ぐるみ、一族ぐるみで時間も期待も無駄にした。儲けたのは花火メーカーぐらいだろうか?通常の当期純利益が算出されただけであり、そりゃ別に儲けたなんていう形容などされずに必要な額面をそのまま受け取るべきだろう。
住民にしてみたら住民税払ってんだから、それぐらいのリターンを自治体は見せろということになり開催できなかったなら信頼が余計失墜する。マイナンバーでやらかしてる自治体だったとしたら余計そうなる。住民はデジタル庁が根本原因だとは思ってくれないでしょう。自治体を恨む。それぐらい、住民と自治体におけるエンゲージメントとは厄介なのだ。
誰かこのバカ全損するような仲介にマーケターを派遣してやってはどうだろう?中途半端に古くて自分たちでなんでもできるとか思い込んでそうだけど。
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