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楽太郎と楽大とおたより

三遊亭楽太郎が逝去してしまってから、冠番組だった「三遊亭円楽のおたよりください」を弟子の伊集院光がピンチヒッターしています。ヘッダ画像をお借りしています。

ピンチヒッターという単語は適さないと思われるかもしれない。これは楽太郎が大病を患った時に伊集院がしばらくひとりで番組に勤めていたときのエピソードを引きずっています。

楽太郎が大病から復帰すると、しばらく二人で番組を進めるようになりました。ぼくはその頃初めて番組の存在を知り、思い出した時だけですが聴くようになった。ラジオなので気づいた時に聞けます。

楽太郎が逝ってしまってからは伊集院ひとりで続けていて、特筆すべきはリスナーが楽太郎一人時代からの人が多いのか、おたよりの挨拶文がほぼ必ず「伊集院さん、圓楽さん こんにちは」とかで始まることです。

楽太郎はいなくなってしまいましたが、楽太郎に生前に抱いていた思いを伝えた以下のようにリスナーが語りかける。通常レイディオとはDJ、MCが話しまくって元気づけるものだと思いますが、この番組は不思議な造りになっている気がする。

リスナーからの楽太郎への思いを伊集院が受け止めて、彼自身の癒しや慰めになっているかどうかは野暮といいますか、別に本人が語っていなければぼくが想像で話す筋合いはないので特に取り上げない。

楽太郎を失って悲しいリスナーは、楽太郎への想いをアウトプットすることで心の安寧を保っているかもしれない。これも想像に過ぎない。

近いうちにこの番組名が変わることが11/25の放送で発表されました。しじゅうくにちまでは冠をつけておくとなんとなく決まっていたらしい。でも故人の名前をそれ以降は冠せないらしい。ぼくはどちらでも良いように思えた。別に愛着がないわけじゃなくて、ぼくが強権を持って左右できることではないからというだけです。

冠をとるということは「おたよりください」という名前になるっぽいということです。「伊集院光のおたよりください」でも良いと思うけど、こればかりはわからない。

5分番組なので週に5枚しか葉書が読めません。でもリスナーから命題が与えられて、当時は師匠と弟子がそれについて2-3分話していた。割と贅沢な構成であるように思う。聞き流すにはもったいないから録画して何度もリピートすると内容が頭に入ってきていいと思う。

ぼくはこの番組が終わってしまわないか心配しています。割と楽太郎のエピソードだけでなく伊集院ファンにとっては伊集院の最近の話や趣味もコンパクトに聞けるので、なんとなく聞き応えがあるんじゃないだろうか。もちろんがっつり聞きたい人は深夜の長い番組を聴けばいいでしょう。

おたよりください、が番組名なのでおたよりが届く限りは続かないかなあと思っています。たまに質問に質問で返されることも面白いような気がする。聞いている人しかわからないような気もするけど。。

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中村風景
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