製品版の透明人間じゃないやーつ②
東京事変の透明人間という歌について。ヘッダ画像をお借りしています。
透明人間は変わった来歴を持つ歌です。ステージで初めて発表され、その後商品化の際には全く違うアレンジが施されてリリースされた。
透明人間の作曲者は亀田誠治ですが、前期・ステージ版と後期・CD版で大きく(修羅場とかに比べたらそこまで大きくではないかも知れない)アレンジといいますか内容……中身が変わっていると僕は思っていて、前期が邦楽ロック然とした仕上がりとなっていて後期はすげージャズだなぁーというものです。
いいわけですがもちろん別にぼくはジャズが嫌いなわけではありません。絶対になくしてはいけない文化だと思う。
前期良い
前期の透明人間が非常に良いと思うのは、作曲者である亀田自身のベースがコーラス部分(あなたが思ったり~泣いたり~)で製品版のそれとは違い、三連符に基づいた動きをしていないあたりにあります。
これによってコーラス部分の受け止め方がだいぶ異なってくるようにぼくは思っています。製品版は完全にジャズなので、三連符のピアノに合わせるようにベースが動いていて、まるでステージ版と違うように(少なくともぼくには)聴こえてしまった。
作曲者でありベーシストである亀田が最終稿として決めた製品版がおそらく正しい透明人間なのでしょうが、ぼくは少し悲しかった。
Dynamite in
ライブツアー「東京事変 live tour 2005“dynamite!”」で新曲として披露された曲。作曲者の亀田は自分の息子をイメージして作詞担当の椎名に渡すデモテープに彼の名前のイニシャルを書いておいたのでそれだけで察して歌詞を書いてくれたと思っていたが、椎名の方は単にストック曲の通し番号か何かだと思っていた[14]。
2012年2月29日に日本武道館で行われた解散ライブにおける最終演奏曲目である[15]。
2018年3月よりライオン『NONIO』CMソングとして使用されている。
透明人間が初披露されたツアーのDynamite inではどうやら初期メンが演奏を担当していたらしい。
H是都M(キーボード)晝海幹音(ギター)の2人ですね。ぼくはたぶんこの2人の演奏が肌にあっていたのでしょう。
中でも、おそらく透明人間のPV(おそらくダイナマイトDVDの販促用だった。つまりステージ映像そのまま)と同時期に見たのであろう群青日和(こちらもダイナマイトの販促なのでステージ映像)の最終コーラス部分でH是都Mがどえらいジャンプしながら演奏していた箇所(最後の「新宿は豪雨~」)に多大な感銘を受けていた。
あとドラマーのカメラもそちらに呼応する形で鼓動する刄田綴色を捉えていて良かった記憶があります。当時見たのか、かなり時間が経ってから見れたのか覚えていないためその時点で少なくとも上記の2人はもういないのだということは知らなかった。
ということを交えながら、次回は歌のバージョン違いをどう受け止めているのかについて考えたい。あと、いま東京事変が担当しているワールド・ビジネス・サテライトのエンドテーマは限りなく番組に合っていないということについてもまた別の機会に考えたい。
お付き合いくださりありがとうございました。
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