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希少種の名称を記載しない理由があるとするのなら

外来種が在来種を淘汰してしまう、ひいては自然破壊に貢献してしまうことについて知識としては知っていましたがアメリカざりがにがとんぼの子供つまりやごをぶっ殺しまくっているということをぼくは知りませんでした。知ってました?

ともあれ外来種に関わる問題って観方によって様々だと思います。

ここは日本なので、畢竟日本に所属する人々は日本固有種をぞんざいに扱うことはないということになりがちでしょう。他国では他国在来種が大切に扱われることでしょう。問題はありませんね。

SNSでは生き物の専門家な人々がそういう情報のおそらく最前線を伝えてくれている。

某とんぼという言い方からも考えさせられるものがあります。

日本固有種で「数が少ない」ことが明らかになっている生き物がいたとして、数が少ないならその価値は貴重であると判定する層が存在してもおかしくはない。つまりコレクターですね。

善か悪かは置いておいて(おそらく多くの場合で悪と判断されるのかも知れません)、その貴重種の希少性に価値を見出す。

ゆすり

すると経済活動が発生します。希少種を欲しがる収集人のために、といいますか希少種を欲しがる収集人がその希少種に対して信じられない額を提示する可能性を見越して「法令等に反しようとしまいと希少種を手にしようとする狩猟者」が現れる。

彼ら狩猟者はどんな手を使ってでもおそらく希少種を手に入れて収集家に割ととんでもない額で売りつけようとするでしょう。彼らはリスクを負っている。あるいは収集者から依頼でもされたのであればいくらでも足元を見ることができますね。

つまり「貴様(収集者)の依頼によって既に俺(狩猟者)は法令違反するという犯罪を産んだ。この時点で既に収集者は犯罪に加担した。犯罪を隠し通したいのであれば穏便にこの取り引きを済ませるしか方法はない。言い値でこの希少種を買え」という交渉もしくはゆすりが成立するのでしょう。

かような犯罪を起こすわけにはいかないから、発起人の方々は生体名称を詳らかにはしていないのかも知れません。

また上記犯罪発生に関わる過程では、自然環境自体に素人の手が入ってしまう公算が非常に高い。希少種のとんぼがせっかく正常に成長できる環境(今回の例は非常に人工的な手段ではありますが)があるにも関わらず、その環境が一方的かつ独善的な価値基準により蹂躙される可能性がある。都会から来た人間の靴の裏にはどんな微生物や毒素が潜んでいるかわかりませんね。某とんぼという表現ひとつにもそのような裏があるのかも知れないし、ぼくの考えすぎかも知れません。

後記

ともあれ当該実験の資料は公開されていないものの、助成金がどのように出されたかの資料が自治体からリリースされているようなので次回はそちらを見たりしましょう。お読みくださりありがとうございました。

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