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インフルエンスマーケティングで儲けてる癖に「知らんけど」とか口にして単なる無責任野郎を露呈する奴

ヘッダ画像をお借りしています。そしてまたしても題名で主題を言い終わってしまったので東芝の話をします。

東芝の話というよりかは、東芝を取り巻くマス=コミュニケーションのお話です。

東芝の経営分割についての報道が割と極端になっている。

3ヶ月前(11月)に東芝の社長は得意分野に応じて会社を3つに分けまっせ、と言ったけどこの前「やっぱ2分割で……」と言ったらどえらい集中砲火されている。

それは株主のご意見に配慮した結果らしい。「わずか」3ヶ月で方針を変えた、とボコられている。

まず企業は自分の意見を3ヶ月で変えてはいけないのだろうか?ぼくにはわからなかった。大企業とか有名企業だから?中小企業やベンチャー、スタートアップは先行き不透明で流動性があるからいくらでも前言を翻しても良い?わからない。

当初の3分割案では、半導体メモリにお強いキオクシアホールディングス(半導体は記録的・世界的に生産力が下がっている)・発電機にお強いインフラサービス企業・半導体を扱う(キオクシアと同じやんけ)デバイス企業に分かれるつもりらしかった。

この前の2分割案を簡単に説明すると、「やっぱインフラサービスは独立させてなるものか!!!11!!!」的なものでした。独立するのは3分割案のうちデバイス企業のみ、あと残り。

半導体メモリに強いキオクシアと、半導体を扱うデバイス企業が分かれる意味があるのかよくわかりませんが、恐らく半導体事業とはそのほうが都合が良いのでしょう……

東芝の社長はそれぞれの分割案について「この戦略的再編がベストであるとの結論に至りました(3ヶ月前)」、「今回、この形がベストだと考えおgじぇおgt(聞き取り不可・先日)」と、報道の際にいちいち過去の発言を掘った形で並べら立て、視聴者に見せていることが多い。インターネット正義のおっさんおばさんかよ

理由はガバナンスの行き届き易さで2社>3社に分があるということが一つ。

そして3つに分けるとコストがやっばぁ♥とのことでした。コストとはアドバイザリ、税務調整等……2分割だとそれらが200億で済むが、3分割の場合700億になるらしい。

「やっぱ二分割で」が発表された会場では記者が「右往左往してまんな。11月案は適当に出してたやろアンタ?」的な質問があった。社長的には「キオクシア売却のときも売却先で二転三転しましたやんか」と返す他なかった。

そして意見が変わったことへの反省があるかどうか、せっかく新しい意見を打ち立てたが、株主への説得を失敗したらアンタらは責任のとりかたをどうすんの?的な質問もあった。むしろそこまで聞くあんたが株主なんか

社長の進退は、社長自身が指名委員会に一任したいらしい。投げやりだな

早稲田大学ビジネススクールの入山章栄さんからすると、この状態は企業として迷走していると形容できるらしい。

一社が事業を多く持ちすぎて、それぞれの価値が小さくなってしまうことをコングロマリットディスカウントというらしい。そんな言葉知ってました?ぼくは初めて知りました。

とにかく東芝にはコングロマリットディスカウントの状態を避けるために分割する必要がある、と分割の根拠が示されてはいるが、氏はこれが矛盾していると考えている。

その矛盾についてまた明日。おやすみなさいまし。


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中村風景
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