自由が丘 ネコ日記 「秋の長雨とクリボーとの距離50cm」 外猫に戻ったクリボー編
隣の外壁工事は続いています。8時過ぎくらいから日暮の夕方5時前位まで、大声で作業が続きます。クリボーは作業の音と大声が嫌いで、近寄ろうとはしません。お腹が減っても、距離を空けて遠くにいます。
上から、ネジや壁の破片がパラパラと落ちてきますので、僕はクリボーにも近寄って欲しくなく、ちょうど良いかなと思っています。
ノラ子は生き延びるためにも、臆病でいます。変に慣れてしまっては、危険もわからなくなってしまいますし、人慣れすることも未だ僕はどちらが良いのかわからないのです。
外の気温が下がり、雨が降るなどの外での環境が生活に困難になると、クリボーは部屋に入って、休むようになって来ました。
ふと昼間に、クリボーがいるのではと思って、家庭菜園を覗くと、やはり、丸まって菜園の隅の方で寝ていました。がしかし、僕の気配に気がつき、飛び起きて、距離を取ります。ノラ子には安眠ということは無いのだろうと思います。個体差はありますが、こうでなければ生き抜いていけません。寝ることもままならないわけですから、ノラ子の寿命が3、4年というのも、病気のリスクもあり、納得出来る長さです。そんなクリボーも今年の12月で満2歳です。人生半分かというところです。僕は少しでも長くと思い、クリボーと接しています。
クリボーはうちに帰ると、ご飯の後に、クッションで毛繕いー>睡眠ー>出かける準備、で短いと30分、長いと3時間います。その間に間食も何度か食べたり、蹴りぐるみで遊ぶこともあります。部屋の中は徐々にテリを拡大するため、必ず1度は見回りをやっています。クリボーは僕の部屋にいましたので、構造はだいたい理解していると思いますが、廊下やキッチンには当時、行ったことはありませんでした。外猫に戻ってから、廊下、バスルーム、玄関、キッチンと見回る場所を拡大しています。でもクリボーはここに住むつもりは無いのだろうとは思います。今のクリボーには狭すぎるし、外の自分のテリトリーも気になって、落ち着かないだろうと。
母親のキョロたんとは親離れは出来たようなので、これに関してはクリアされてたのですが。ふと、先日、まだクリボーを触ったことも無く、右手でチュールを与えながら、左手でクリボーの背中を触ろうとしたのです。ここ数週間、クリボーは安心しきってるとも思っていて、距離を縮めようとしました。しかし、僕の左手が、クリボーの身体に近づくと察知した瞬間に、飛び上がり、勝手口ドアまで僕との距離をとったのです。
僕はこれを見て、一つは想像通り、無理だということと、時間をかけても、飼い猫にはなり得ない可能性はまだまだ高いと、ある意味での諦めも感じざるを得ないのです。クリボーがここに通うのは、ただただご飯が欲しいだけのことと、理解しなければと僕に言い聞かせます。50cmの距離はあの強引に飼い猫にしようとした60日間から何ら変わってませんでした。
僕の部屋でクリボーが少し長く寝るようになったのは、フェリウェイのせいなのかと強く思うようになったのもこの時、僕以外の要因というと、この猫のフェロモンしかないかと。実はこのフェリウェイは2本目なのですが、1本目から随分経っていないかと思う方も多いと思います。それは1本目のフェリウェイは並行輸入品で、120v・60hzの商品を、うちのコンセント100v・50hzに使っていたのです。僕は香水の拡散器と同じなので、まぁ大丈夫かと思ったのですが、ひと月、ふた月と随分ともつなと使い続け、つい数週間前にもう1本だけ買ってみようとAmazonで購入、その時、あ、と思い、日本の電圧対応品に変えようと拡散器ごと再購入したのです。すると、再購入したフェリウェイをコンセントに刺すと、前回と比べものにならないほどの熱。というか、前回、ほんのりしか熱くならず、拡散されてたかわからない状態ということかと気がついたのです。
(今頃かよという話)
再購入して以来、クリボーが何か、おっとりとすることがあって、フェリウェイ効いたなと認識出来たのです。ただし、Amazonのレビューの通り、減りが早く、まぁ4週でひと瓶無くなります。
多頭飼いや、去勢後のスプレー、喧嘩などにフェリウェイは効くと言われていますので、動物病院などでも使用されていますが、獣医さんに聞くと効果50%かなと。つまり、さらに効果を出すには、国内対応品にしましょうということのようです。
そんな、さっと距離をとってしまったクリボーですが、またすぐにケロッと、お腹減ったご飯くれと窓際に来ています。全くネコとは、何なんでしょうか。。。。