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自由が丘 ネコ日記 「大雨の日、クリボーは大変過ぎる。」 外猫に戻ったクリボー編

雲行きが悪くなると、そろそろ外猫たちは動けなくなるなと思うのです。
ねこ達は雨で濡れることを嫌い、外を出歩くことが減ってきます。実際、近所を見回しても全く出歩く外ネコを見ることが無くなります、ではどこにいるのでしょうか?クルマの下やデッキの下、雨を避けれる場所にいます。人間の目が届かないところ。

ボスのメイさん(クリボーの親)、室外機の上で熟睡です。かごにいっぱいいっぱいのメイさん。

ボスのメイさんは、雨が降るとよくうちに来ては、軒下のエアコン室外機の上に置いてあるカゴで、長時間、雨が止むまで休んでいました。時には朝来て、深夜手前まで、ずっといることもあります。メイさんは一度寝ると、触っても起きないこともあり、僕が近くを通っても寝続けるほどの鈍さです。

メイさんが寝ているので、腹が減っただろうなという時間に、メイさんに声をかけ、ご飯を出します。するとメイさんは、すっと降りてきて、自分が欲しいだけご飯を食べれば、また寝床に戻っていきます。ボスが寝てるわけですが、近所のノラ子はボスの目を盗んで、ご飯にありつこうと必死です。ボスが許して近づけるのは、クリボーを始めとする、ボスの息子達です。

父親のメイさんがテントで休んでいても、クリボーは大丈夫。

そんなボスももうここには来なくなっています。ご飯の外おきをしないので、中でご飯が貰えると分かっているのは今ではクリボーだけなのです。クリボーは大雨になってもうちにやってくることの方が多いです。生垣の下で雨宿りをしながら、僕がシャッターを開ける音が聞こえると、大声で鳴きます。
声を大きくしないと家の中まで届かないとクリボーは分かっています。クリボーは遠くにいても大声で今から行くと鳴き始めます。ドアを開けるとクリボーはすっと入ってきて、身体から雨粒を振るい落とします。

雨の中、僕を待つ在りし日のクリボー

そんなクリボーですが、以前はご飯を食べたら、また雨の外に消えていくのですが、最近は少しづつ部屋で休むようになってきています。当初、恐る恐る匂いを嗅ぎ、自分のテリトリーだという認識を持ち、少しづつ僕の家のテリトリーを増やしていました。昨夜、流石にひどい雨で、食後もベッドで毛繕いを始め、そして寝落ち。まぁ30分もすれば出ていくだろうと、勝手口のドアは開けっぱにしています。そうしないと、クリボーは外に逃げ出してしまうからです。

僕の部屋で寝床を確保したとクリボー

クリボーはノラ子です。人間に慣れているわけではありません。近づく時は慎重に、つまり、急な動きはしない、ゆっくり立ち上がり、ゆっくり歩く。YouTubeなどの音楽の爆音もだめ、クルマの排気音もだめなのです。ただクリボーは寝かせる時に、ギターを聴かせていたこともあり、エリッククラプトンやエドシーランは大丈夫なのです。トイレに行く時、クリボーの横を通らねばなりません、これでクリボーは外に行ってしまうかと思いましたら、勝手口前で、外を眺め、座り込んでいます。僕が部屋に戻ると、また自分のクッションに戻り、寝始めました。

完全に熟睡状態のクリボー

昨夜は3時間以上もうちに滞在し、最後は、ドアを閉めないとならないよと、僕がドアを閉めかけると、外に出ていって、うちのテラスにいました。
この瞬間は辛いのですが、うちに入れれない葛藤です。寝る前にシャッターを閉めると、外からまたうーん、うーんとクリボーの鳴き声がするので、うちに入れ、深夜2時過ぎに少しだけ、ご飯を与え、また朝、ここにおいでと、お別れをしました。徐々に、室内の時間が伸び始めています。クリボーと僕との距離は物理的には50cmが限界、それでもこのようにリラックスして室内で寝るようになっています。僕の部屋、フェリウェイもセットしてありますが、あのネコのホルモンはあまり効いていないような気もしているのですが。。。フェリウェイ以外にも芳香剤、ハーブ、香水、さまざまネコにとっての強烈な匂いもしているはずで。またこの辺の話はどこかで。総合的には、僕とクリボーは信頼関係が出来てきているようです。

いつものご飯待ち、得意の香箱座り

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Hirolie  Matsumoto
サポート頂きました費用は、全て野良子たちに還元されます。日々の食事、健康管理のための医療費。人間の勝手から外で生きることを余儀なくされる彼らを少しでもサポートするよう活動しております。