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自由が丘ネコ日記 「近所で外装工事が始まり、クリボーは工事の音に耐えれません。騒がしい日々でごはんの好みが変わったクリボー」

クリボーにとって最も厳しいことは、騒音。どのネコもそうなのだろうとは思いますが、ビビリのクリボーには、音をとても怖がります。

外がうるさく、音が部屋に入ってなくても落ち着かないクリボー

近所でまた外装工事が始まりました。2軒ほど。そして小さいビルの取り壊しもあります。工事がこれだけありますと、出入りする人やクルマも頻繁になり騒がしくなります。クリボーは敷地内から両サイドの家くらいまでは、センサーが働きますので、騒音とまでなると、とてもストレスでその場にいられないようなのです。

ビルの取り壊しの際は、圧縮空気でコンクリートを崩していきます。これが土地の振動と共に、機械の金属音が町内に響き渡ります。その現場は防音壁で囲われ、地域の静粛性を阻害しないようにとの配慮はありますが、それは形ばかりで、すざましい轟音と振動なのです。
それこそ空気が震えるよう音。ふと朝からそんな工事の音がして、クリボーが心配になりました。待っても、待っても来ません。いつもならドアの前に待機して、僕が開けるなり、飛び込んできますが、クリボーが見当たらないのです。

クリボーが怯えて、いつもと違う場所でごはんです。なぜなのかわかりません。

その夕方もクリボーを待ちます。クリボー自体の騒音問題で一度注意されているため、僕もクリボーに声をかけれないですし、クリボーを待つと言っても、常識的な時間の範囲でしか待てないのです。深夜になればクリボーが歩き回るのはわかっていますが、その時間にクリボーと会うことは出来ません。

丸一日、クリボーは姿を見せず。このままいなくなるのかと考えていると、遠くから、にゃっにゃっ声が聴こまえます。
クリボーが恐る恐る、その轟音工事の中、うちに来ました。
とてもとても怯えています。キョロキョロと落ち着きもありません。常に工事の轟音が聞こえているからだろうと思われます。

そんな状況でもクリボーは僕に甘えようとします。

いつもより少ない量しか食べません。ウェットは半分くらい、ドライは1/3くらい。たくさん残すので、毎回捨てています。

そして、毎朝、毎夕と欠かしたことの無いごはん時、1日おきくらいにしか来なくなっていました。工事は相変わらずの轟音です。そんな日が2週近く続きました。
クリボーが平常運転に戻った時、変化が起こります。
いつものように、ごはんを準備、ウェットとドライ。そしてお代わりやチュールと十分に食事を準備しています。
すると、クリボー、、、ウェットを全く食べないのです。
うーん、何があったのか、騒音でストレスがかかったせいか。わからないのですが、ふと肉系に変えてみることにしました。
ニュートロワイルドレシピから、チキンへ。そしてウェットをチキンのミュウミュウ。
すると、クリボーは以前のように食べます。はぁ、、、どうして。

声が枯れるほどの大声で叫びます。

チキン系のフードは殆どストックがありませんので、買いに出ました。
ペットフード屋の人と話したら、こういうことはよくあって、原因もわからず、でも突然に好き嫌いが発生しますよと。
まぁそんなもんかと、今度はチキン系のフードを買い込みます。このペットフード屋さんにはクリボーが小さい頃から何かと相談にのってもらい、信頼をしているのです。だからクリボーのこともよく理解して頂いています。

一瞬でも爪研ぎします。早く落ち着いてうちにおいで。

クリボーはまたきっちり、通ってうちに来ています。騒音の時のストレスか、声がまた一段と大きく、枯れるほど叫びます。これはしょうがないかなと、ミュウミュウのAIペプチドが効いてくれないかと切に願っているのです。

あ、そうそう、ペットフード屋の人と、ブリーダーの話を随分としました。
僕が見た、ブリーダーが持ち込んだ繁殖用、トイプードルのつがいの話や、ブリーダーの仕事がどういったものなのかとか、もう聞くに耐えない話ばかりです。
動物病院に持ち込まれた繁殖用のつがいは、もうロボットのようでした。
近いうちのこの話はここで報告しようと思います。

怯えながらもやってきて、ひげも膨らみ、大声で叫びます。早くごはーん!




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Hirolie  Matsumoto
サポート頂きました費用は、全て野良子たちに還元されます。日々の食事、健康管理のための医療費。人間の勝手から外で生きることを余儀なくされる彼らを少しでもサポートするよう活動しております。

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