旅の記憶 ~ 瀬戸内国際芸術祭を巡る④ おまけの倉敷 ~
2022年10月、4泊5日の日程で行った瀬戸内国際芸術祭の旅もいよいよ最終日、最後は岡山県にわたり、倉敷の美観地区を巡ってきました。
宇野港から移動し、美観地区近くのホテルに到着したのは18:30、夕食を食べに出がてら、はじめて美観地区を歩きました。
北海道では見ることのできない美しい情景に感動です。
旅の最後の夕食はほっこり和食にしたいと思っていたのですが、お目当てのおでんやさんが混み合っており、断念。
娘のリクエストで近くのピザ屋さんへ笑
お腹も空いていたのもありますが、ここのピザがとても美味しくてびっくり。最後の夜はイタリアビールで締めましたw
部屋に戻る前にコンビニによって岡山の地ビールをゲット。
マスカット荷重の入ったビールでしたがこれがまた美味でびっくり。
翌朝は9時から行動を開始し、私は芸術祭の締めくくりで美観地区にある「大原美術館」へ向かいます。
朝の美観地区も本当に美しいですね。
この美術館のコレクションがほんとうにすごくて、ここ1つでゴーギャン、ロートレック、モネ、シャガール、ピカソ、ロダンなど名だたる巨匠の作品を見ることができます。
この美術館のコレクションの時価総額が国家予算の2倍以上というのだから本当にすごいですよね。
1時間半という短い時間でしたが、アートの旅にふさわしい締めくくりでした。
私が美術館を堪能している間、妻と娘は美観地区を人力車で散歩し、娘はこの旅最大の目的である、美観地区のマスキングテープの専門店へ向かいます。
帰りは岡山から直行便で北海道に戻れることもあり、岡山での観光を組み込みましたが、マスキングテープが岡山県発祥と知り、もうひとつ旅の目的ができてよかったです。
この旅でもさまざまなところでマスキングテープを買っていたようでしたが、ここでは本当に爆買い、おまけももらったようで大満足の買い物だったようです。
くらしき桃子でお土産と岡山産マスカットのジュースを飲んで美観地区に別れをつげ、空港へ向かいます。
旅の締めくくりの食事は岡山県B級グルメの「ホルモンうどん」でした。
この日の岡山県の気温は24℃、3時間後、北海道の気温は9℃と15℃の気温差に身体もびっくりでしたが、4泊5日、本当に天候に恵まれ良い旅になりました。
今回の旅はあまりゆっくりと食事する機会がなく、グルメの秋は堪能できませんでしたが、その分どっぷりと芸術に浸ることができました。
アートとは自分自身の感覚の解放と拡張だと私は解釈しています。
この旅で、いままで知らなかった風景や自然、文化に触れ、それらを取り込み表現された数々の芸術作品を見て回り、私自身の表現や考え方の幅が拡がったように思います。
なによりも島に流れているゆったりとした時間やそこに住む人々の優しさは、普段都会に住み、「合理性」や「生産性」という凝り固まった価値観に押しつぶされ、疲弊した心を解きほぐしてくれました。
瀬戸内国際芸術祭に参加し、アートが人や島に活力を与えていることを目の当たりにし、アートが持つパワーを感じることができました。
これからも日常は続いていきますが、この「旅の記憶」が自分を取り戻し、自分に活力を与えることと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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