見出し画像

【不登校】嘔吐や過呼吸に対する恐怖で学校に行けない時


うちの子は幼稚園の頃、家でカレーを食べた後に
嘔吐してしまい、それからしばらくカレーが食べられなくなりました。

幼稚園のカレーパーティでカレーを食べてみたら
特に何事もなく大丈夫だったので、
そこからは食べられるようにはなりました。


ですが、未だにカレーを食べる前は
(吐いたらどうしよう…)と思うそうです。

嘔吐恐怖症は、嘔吐することや他人が嘔吐するのを見ることに対して強い不安や恐怖を感じる特定の恐怖症です。

主な特徴:
- 嘔吐することへの過度の不安
- 吐き気を感じると強いパニックに陥る
- 他人の嘔吐を見ることや音を聞くことへの恐怖
- 食事制限や外出制限など、日常生活に支障をきたすことがある

これが原因で給食に不安を感じてしまい、不登校になってしまうケースもあります。

そしてこの症状で悩む方は、認知行動療法などの専門的な治療が効果的とされています。​​​​​​​​​​​​​​​​

認知行動療法は「考え方を少しずつ変えることで、気持ちや行動を良い方向に変えていく」方法です。

例えば:
「食べる時に吐きそうな気がした」という出来事があったとき、

悪い考え方:
「もう最悪だ。次回もそうなるんじゃないだろうか」

気持ち:落ち込む、不安

行動:一日中落ち着かない

良い考え方:
「たまたまだったのかも知れない。吐くことは滅多にあるわけではないから。」

気持ち:不安だったが少し落ち着いてきた

行動:大丈夫だった経験を積み重ねて少しずつ自信を付ける。

このように、同じ出来事でも、考え方を変えることで気持ちや行動が変わってくる、というのが認知行動療法の基本的な考え方です。

カウンセラーと一緒に、こうした考え方の練習を少しずつ重ねていきます。​​​​​​​​​​​​​​​​

親の対応について
1. 子供の恐怖を否定せず、理解しようとする
2. 「大丈夫だよ」と安心感を与える
3. 無理に食べさせない
4. パニックになった時は落ち着くまでそばにいる
5. 少しずつ克服できた時は褒める


受診について:
- 心療内科
- 精神科
- 小児科(年齢によって)
※まずはかかりつけ医に相談するのがおすすめです
認知行動療法の他に薬が処方される場合もあります。
処方される可能性のある薬

1. 抗不安薬
不安を和らげる
パニック時の対処用

2. 抗うつ薬
全般的な不安を軽減
日常的な不安に効果


重要なのは、まず専門家に相談して適切な治療をすることも一つの選択肢として持つことなのかなと思います。

私の子どもはカレーを吐くことへの恐れは未だにあるものの、そこまで強い恐怖ではないので大丈夫でしたが、過呼吸を起こしたらどうしようという不安はあったので、それに関しては心療クリニックで抗不安薬を出してもらっていました。


初めて心療内科へかかる時は抵抗があるかもしれませんが、現状が変わらないのであれば、お薬で落ち着く場合も十分にあるので相談してみるのもいいかもしれません。

私の子どもは薬を飲んでいましたが、それでも不安は取り除けず、過呼吸も起こらない場合もあるけれど、起こりそうになるのを耐えたりしていたこともあったので、その不安から学校へ行きませんでした。

でも、過呼吸が起こるのではという子どもの心の思い込みを私が書き換えたらそれ以来過呼吸を起こさなくなりました。

不安が無くなればやがて改善する事ができます。

「ほら、大丈夫だったじゃない」を何度か経験すれば恐怖や不安は消えていきます。


今は学校へ行っても過呼吸を起こすのではという
思いは一切頭を過ぎらなくなったそうです。

嘔吐恐怖症も、過呼吸症候群も病名は違うけれど、不安な気持ちがそれを引き起こしていると言えます。


様々な子どもの不安な気持ちが早く安心に変わるといいですよね☺️

書いてて気づいたのですが、カレーに対する思い込みの書き換えもしなければなあと思いました。
10年以上も食べる前に思っていたなんて今頃知りました😅


思い込みの書き換えについてはまた書こうと思います。

いいなと思ったら応援しよう!