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干し芋の美味しさを知って欲しい

私は冬になると、朝ご飯に干し芋を食べる。なぜかというと、お正月に茨城に住んでいる母からどっさりと干し芋が届くからだ。

お米とかインスタント食品とかじゃなくて、干し芋ってところが母らしい。毎年わざわざ道の駅まで行って買ってきてくれているみたい。本当にありがたい。

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初めて食べたのはお母さんの友人の家だった。私は当日小学生低学年くらいで、お皿に不思議な色の見たことのない食べ物が出てきてびっくりしたのを覚えている。母とおばさんが「美味しいから食べてみな」って笑顔で進めてきて、私は引きつった笑顔で恐る恐る食べた。

「甘い!」

ホシイモ=干し芋とは当時繋がらなくて、何を食べてるかはわからなかったけど、美味しくてもぐもぐ食べた。

このときから、干し芋が好きになった。

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今年も母からのたくさんの干し芋が届いて、リビングで小躍りする私を、恋人は不思議そうに見ていた。

「干し芋って美味しいの?」

茨城に住んでいた時は、もちろん自分で買ったりもしたけど、人のお宅で出てきたり、親戚にもらったりと食べる機会が多くあった。

でも、そうじゃない地域の人は食べたこともない人も多くいるんだなと知って、ちょっと寂しくなった。

もっとみんなに茨城の干し芋の美味しさを知って欲しい。ということで、干し芋の魅力を語る。

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干し芋って、さつまいもの持つポテンシャルを最大限に引き出した代物だと思う。

砂糖とか使ってないけど、スイーツレベルに甘い。だけど、自然で素朴な甘さだから全然飽きが来ない。気づくとむしゃむしゃいつまでも食べてしまう。

私のおすすめは、粉がふいていなくて表面にツヤがあり、欲を言えばちょっと厚さがあるやつ。 

ねっとり柔らか食感で口の中が幸せになる。

あと、トースターなんかで焼くのもおすすめ。
でも、焼き過ぎは厳禁。ほんのり表面の色が変わってきた頃がベスト。

表面カリッと、中はむっちり。香ばしさがプラスされて風味豊かに。アツアツのうちにハフハフ食べるのが最高に美味しい!

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「茨城って何が有名?納豆だけ?」

いやいや、何もないなんて言わせない。納豆だけとも言わせない。干し芋って言う最高の食べ物があるよ!さぁ、冬はみんなで干し芋を食べてまったりしよう!

最後に。

茨城の干し芋は本当に本当に美味しいからぜひ食べてみてください!!!

終わり。

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