インターネットに氾濫する悪口がつまらないのは、そこに知性もユーモアも宿っていないからだ。
第1章:職場編
★植物だったらゲノム解析されてる:無能な人、役に立たない人
シロイヌナズナ
植物はなぜ薬を作るのか
★訓練された無能力だ!:杓子定規な対応をする公務員
★ペリクレス戦略ですね!:現状維持で滅びていく人・計画
★オーストラリアでイノベーション特許が取れる:仕事の効率が悪い人、二度手間の人
車輪の再発明:すでに存在しているものをゼロから自作しちゃう
★アナニアとサッピラかよ:メンタルが弱い人
★論理療法で論駁された方がいい:完璧主義者、あら探しをする人
論理療法は……その思考を論駁して他の考え方(ビリーフ)に修正するように説得する(論理療法の理論と実際)
イラショナルビリーフ(不都合な信念・非合理的な思いこみ)
★「重さがマイナス」とか言い出しそう:自分の非を認めない
フロギストン説
★パリティビットが意味をなさない品質:間違いだらけの仕事
★コーカサスバイソンじゃん:特定の上司のお陰で生き残っている人
★ネルソン提督のようですね:話が長い上司
第2章:友人・知人編
★ヴァレンヌ逃亡事件じゃないんだから:納期に遅れる人や遅刻する人
★個体の能力を犠牲にする戦略だね!:フットワークが軽いのを自慢する人
フッ軽=個体の能力を犠牲にする戦略
★レディ・マクベス効果でそろそろ手を洗いたくなってる:あくどいことをやっている人
行動経済学=人間てめっちゃアホやなあということを楽しめる学問
プライミング効果
★鹿鳴館精神を身につけてる:海外かぶれの人
★アリストテレスの講義の冒頭みたいだ:予防線を張る人
★ボキャブラリーをスタックで管理してるのかよ:憶えた言葉をすぐ使う人
第3章:飲み会編
★最終的に石になる感じですね:「子供を作らないと人間が浅いままだよ」みたいな押しつけをしてくる人
ニオベーの泣き岩
★先祖が汚かった(Another Side):酒弱いアピールしてくる人
★黒田清隆ばりだな:酒癖が悪い人
★道徳貯金が赤字じゃない? 家で人種差別とかしてる?:キレイゴトばかりいう人
★青鯖が空に浮かんだような顔しやがって!:しまりのない顔をしている人(太宰治)
中原中也が飲んで絡んで太宰治に投げつけた言葉
★シャノンの情報理論的に情報量ゼロ:当たり前の話を喋っちゃう人
クロード・シャノン:情報を数学的に捉えた人
第4章:娯楽編
西野カナ
★mp3が定着したのは君のお陰だよ:コンテンツの違法ダウンロード/アップロードをする人
★先決問題要求の虚偽:あのマンガの面白さわかんないの?センスないね」って言ってくる人
論証において、結論を証明するための前提を証明なしに採用している誤り。前提自身の証明が先決問題として要求される。例えば「聖書は真理を語っている。なぜならそれは神の言葉であるからである」の類。
第5章:恋愛編
★君主として失格だし、アテナイ市民としても失格:金遣いが荒い人
マキャベリ『君主論』第12章:傭兵は役に立たないから使うな
第16章:気前のよさと吝嗇について/君主はケチでないとダメ
★まるでギムワリをやっているようだ:割り勘が細かい人
★1年分のシナモンを全部燃やす皇帝かよ:見当違いのプレゼントをあげちゃう人
★弥子瑕(びしか)に対する霊公じゃないんだから:倦怠期に冷たくなる恋人
★マダラヒタキのオスじゃん:浮気をする男性
★ナポレオンっぽいね~:「あの人は運命の人だ!」とすぐ言い出しちゃう恋愛慣れしていないオタク
第6章:ネット編
★世界で一番大きな花だね!:SNSがやたらキラキラしている人
★ヘロストラトスの名声じゃん:迷惑系YouTuberなど、有名になろうとして無茶する人
アルテミス神殿への放火
★ルンペルシュティルツヒェンじゃないんだから:個人情報をやたら気にする人
★カツレツみたいに頬ひげを生やしている:流行りのインフルエンサーの主張にすぐ飛びつく人
★オイフォーリオンが飛んだ!:両親の制止を振り切って大学やめてインフルエンサーを目指す人
★「かすれた文字モード」の実装が待たれますね:クソリプをする人
悪口とは、人を批判したり攻撃したりする言葉のことを指します。通常、道徳的には良くないとされ、自己啓発本や教科書でも避けるべきものとされています。しかし、インテリ悪口は一風変わったアプローチで、知性とユーモアに溢れ、心を豊かにするものとなっています。
インテリ悪口は、単なる低俗な罵詈雑言ではなく、知識や歴史的偉人の用語を巧みに組み合わせたものです。それによって、相手を気づかないうちに刺激し、ストレスを発散させる効果があります。例えば、"ネルソン提督のようですね"という悪口は、長々と言われているように見えますが、実際には内容がなく、上司の中には効果的なものとなっています。
インテリ悪口の一例として、"ネルソン提督のようですね"というフレーズを紹介します。これは、上司などのパフォーマンスについて話が長いけれど中身がない場面で使われる効果抜群の悪口です。ただし、このフレーズは歴史上のネルソン提督の業績を褒めているように見えるため、一見褒め言葉にも思えるところが巧妙です。
実際のネルソン提督は、ナポレオン率いるフランス軍に逆襲して勝利を収めたイギリスの英雄であり、トラファルガーの海戦で多大な功績を上げました。彼の手旗信号を使っての指揮も印象的でしたが、その真実として、手旗信号は解読が難しく、船員たちが神経を集中して解読する必要がありました。
インテリ悪口は、知性とユーモアを駆使して相手に刺さる言葉を使うことで、ストレスの発散や気分転換になりますが、誤解を招く場合もあるので、状況や相手をよく考えて使用する必要があります。