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博報堂の企業研究&選考対策(中期計画など一括まとめ!)

こんにちは!就活軍師です!
今回は博報堂(博報堂DYメディアパートナーズ)について
まとめていきます!!
ぜひ最後までお付き合いください!


企業情報

代表者
博報堂:水島 正幸
博報堂DYメディアパートナーズ:矢嶋 弘毅

所在地
東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー

設立日
博報堂:1895年10月6日
博報堂DYメディアパートナーズ:2003年12月1日

平均年収:1025万円
平均年齢(歳)
:43.2歳
平均勤続年数(年) :13.7年
残業時間平均:30〜100時間

従業員数
博報堂:3,918人
博報堂DYメディアパートナーズ:895人

企業概要

博報堂
博報堂は高いクリエイティビティを持つプロフェッショナルチームを編成し、広告領域のみならず、経営・事業から社会イシューまで幅広く対応しています。今後も、クリエイティビティの力で生活や社会、事業構造の変革に寄与する新たな価値を提供していくことを目指しています。

博報堂DYメディアパートナーズ
この会社はメディアビジネス、コンテンツビジネス、デジタル領域などのプランニング、プロデュース、バイイング、トラフィック、ナレッジを主要な機能とし、広告主、媒体社、コンテンツホルダーに対して最適な課題解決力を提供します。メディアを広義に捉え、「メディア効果をデザインする」メディア・コンテンツビジネスを目指しています。

選考プロセス

インターンシップ選考

  1. エントリーシート提出

    • ESとパーソナルコアシートを提出。

    • ES:例)インターンシップの参加動機、期待すること(400字以内)

    • パーソナルコアシート:例)ビジョン、原動力や価値観(最大3つ、各30字以内)、自分らしさを表すエピソード(最大6つ、各80字以内)

  2. WEBテスト

    • 自宅受験。形式は玉手箱で、内容は言語、非言語、性格。所要時間は1時間程度。

  3. 個人面接

    • 社員1:学生1、所要時間15分程度。

    • 質問内容例:志望動機、パーソナルコアシートの深掘り、大切にする価値観など。

  4. 筆記テスト

    • 自宅受験の筆記試験。形式は企業オリジナル。

    • 内容例:「自身の世代を『○○世代』で表し、その世代に対してヒットするビジネスやサービス・商品を考える」

  5. 個人面接

    • 社員2:学生1、所要時間30分程度。

    • 質問内容:筆記試験の課題内容とパーソナルコアシートについての深掘りなど。

インターンシップ

  • 5日間でハイブリッド(オンラインと赤坂本社)形式。参加学生数は120人程度。

本選考

  1. エントリーシート提出

    • 計6問。内容例:中長期的なビジョン(最大3つ、各30字以内)、行動基準となる要素と自身を表す言葉(各30字以内)、自分らしいエピソード(最大6つ、各80字以内)

  2. 個人面接

    • 社員2:学生1、所要時間30分程度。

    • 質問内容:学生時代に注力したこと、志望動機、希望職種とその理由など。

内定

  • 内定者の所属大学は、東大・早慶・MARCHなど。

企業の魅力

生活者発想×パートナー主義をポリシーに業界2位に君臨

博報堂は「生活者発想」と「パートナー主義」をポリシーに掲げ、業界2位の地位を確立しています。

生活者発想

博報堂は「人を単に『消費者』として捉えるのではなく、多様化した社会の中で主体性を持って生きる『生活者』として捉え、深く洞察することから新しい価値を創造する」という理念を持っています。1981年に『博報堂生活総合研究所』を設立し、2014年には『生活者データ・ドリブンマーケティング』の手法を導入。独自の生活者データを用いて最適なマーケティング戦略を立案しています。

パートナー主義

博報堂は「常に生活者視点に立ち、広告主・媒体社のビジネスを共に見つめ、語り合い、行動することからソリューションを提供する」という姿勢を大切にしています。クライアントとの長期的な信頼関係を築きながら、事業を成功に導く本質的な解決策を提供しています。

博報堂と博報堂DYメディアパートナーズの中期経営計画(2024年3月期)について、以下の通り詳細に解説します。

中期経営目標

提供サービスの変革

  • 生活者データ・ドリブン フルファネルマーケティングの実践:マーケティング全体を通じて生活者データを活用し、より効果的なサービス提供を目指す。

横串機能の強化

  • 変革を加速する横串機能の強化:組織の各部門を横断する機能を強化し、変革を推進する。

従来戦略に基づく変革の継続

  • サステナブルな企業経営のための基盤強化:持続可能な経営を実現するための基盤を強化。

主要指標と目標

  • マーケティング実践領域 売上総利益年平均伸長率:+10%以上

  • インターネット領域 売上高年平均伸長率:+15%以上

  • 海外事業領域 売上総利益年平均伸長率:+15%以上

  • のれん償却前営業利益:650億円以上

  • 調整後売上総利益年平均成長率:+7%以上

  • 調整後のれん償却前営業利益年平均成長率:+7%以上

重点指標

  • 調整後のれん償却前オペレーティング・マージン:15%程度

  • のれん償却前ROE:10%以上

現中期経営計画の進捗レビュー

  • 提供サービスの変革

    • マーケティング実践、デジタル、テクノロジー領域の基盤を拡充

    • 次世代型広告メディアビジネス「AaaS」の活用が順調に拡大

    • 生活者インターフェース市場での新たなビジネス創造が規模・件数共に拡大フェーズへ

  • 海外事業

    • M&Aを推進し、事業規模を拡大

    • アジア圏でのケイパビリティと体制を強化

    • 北米エリアで一部損益の悪化が見られたが、コスト削減施策を実行中

  • 外部連携

    • ミライの事業室、UNIVERSITY of CREATIVITY、博報堂DYベンチャーズなど、外部連携基盤を構築

    • 事業インパクト創出フェーズへ移行

  • 横串機能

    • 博報堂テクノロジーズと博報堂DYコーポレートイニシアティブを設立し、共通基盤を強化

    • グループ横断組織でAI技術などのテクノロジー活用を研究・開発

  • サステナビリティ

    • コーポレートアクションや従業員への啓蒙活動を進捗

    • サステナビリティをテーマにしたクライアントサービスの具体事例を多数創出

事業領域別戦略

1. コンサルティングビジネス

  • 経営トップ層の課題に対するプロフェッショナルサービスを提供する新会社を設立予定。

2. マーケティングビジネス

  • デジタルマーケティング領域:成長を続けるデジタルマーケティング領域を強化

  • コマースビジネス領域:販売からCRMまでの変革を推進

  • 統合マーケティングプラットフォーム:グループ共通インフラである統合マーケティングプラットフォームを実装

3. グローバルビジネス

  • 中国アジアを中心とした国内外一体運営

  • 専門性と先進性の取り込み:既存のグローバルネットワークとは異なるユニークなモダンネットワークを構築

4. テクノロジービジネス

  • 生活者体験を創造するテクノロジービジネスを成長させ、マーケティングSaaSの領域で事業を展開。

5. コンテンツビジネス

  • コンテンツは生活者体験設計における重要性が増してくる領域と捉え、IP投資や周辺ビジネスの開発を進める。

6. インキュベーションビジネス

  • ミライの事業室や博報堂DYベンチャーズなど、外部連携基盤を強化し、新たな事業を創出。

アイレップとDACの統合

目的

  • デジタルマーケティング領域の強化:成長を続けるデジタルマーケティング領域において、より強固な基盤を構築するため。

  • グループリソースの集約:博報堂や博報堂DYメディアパートナーズのリソースやノウハウを集約し、グループ全体としての競争力を強化。

  • 新会社の設立:アイレップとDACの2社を統合し、「デジタルコア新会社」を2024年4月に設立。

目標

  • デジタルコア新会社の目標

    • デジタルフロントラインの最適化:デジタルマーケティングの最前線での活動を最適化する。

    • フロントとオペレーションの統合管理:フロントエンドとバックエンドの統合管理により、クオリティ、コスト、デリバリーの改善を目指す。

    • プラットフォーマー対応機能の強化:主要なデジタルプラットフォームに対応する機能を強化。

統合の背景

  • 市場の成長鈍化と競争環境の厳しさ:広告市場の成長が鈍化し、競争が激化する中で、デジタルマーケティングの重要性が増しているため。

  • クライアントニーズへの対応:クライアントのマーケティング課題に対応するために、グループ全体として最適な体制を構築する必要がある。

統合による効果

  • グループ全体のインターネット領域の売上高の伸長:統合によるシナジー効果で、現状の4000億円から大幅な売上高の伸長を目指し、業界NO.1のポジションを確保する。

  • 新しいデジタルマーケティングの基盤:デジタルマーケティング領域におけるグループの基盤を強化し、競争力を向上させる。

これらの統合と強化策を通じて、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは、デジタルマーケティングのリーダーシップを確立し、クライアントに対してより効果的なサービスを提供することを目指しています。

これらの目標と戦略により、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズは持続可能な成長を目指しています。

選考のポイント

1. 異なる考えを持つ人々をまとめるリーダーシップ
広告代理店の業務では、さまざまなステークホルダーが登場します。そのため、異なる考えを持つ人々をまとめるリーダーシップが求められます。

2. ロジカルに面白さを追求できるか
広告業界の仕事には、論理的に面白さを考えることが求められます。過去の経験や趣味について話す際には、「なぜそれに取り組んだのか」「それが広告ビジネスにどのような再現性を持つのか」を述べることが重要です。

3. 精神・体力共に激務に耐えられるか
広告代理店は激務といわれています。困難を乗り越えたエピソードを話す際には、数的表現を用いて難易度を強調することが有効です。

博報堂特有のポイント

1. 確固たる志望度の高さを示せるか
志望度の高さを示すために、以下の観点から対策しておくと良いでしょう。

  • なぜ広告業界なのか

  • なぜ博報堂グループなのか

  • 博報堂と博報堂DYパートナーズの志望割合と理由

2. 他人にはない固有の(粒立った)特徴があるか
博報堂は「粒ぞろいより、粒違い」の人材を求めています。そのため、ESの段階から自分だけの持ち味やキャラクターが伝わるエピソードを考え、アピールすることが重要です。

以上となります。
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