テクノという街
兵庫県の南西部、西播磨地域。
たつの市、上郡町、佐用町にまたがる丘陵地帯を切り開いて造られた街、播磨科学公園都市。
先端技術産業、研究開発機能、潤いのある住環境が結びついた都市開発。いわゆるテクノポリス計画によって開発されたため、西播磨テクノポリスとも呼ばれ、地元では単に『テクノ』と呼んでいる地域です。
Spring8に代表される先端科学技術の施設が有名ですが、磯崎新、安藤忠雄などの建築家、ランドスケープデザイナーのピーターウォーカーらが街づくりにかかわっていることも見逃すことは出来ません。
そんなテクノを私なりの視点で切り撮ってみました。
高速道路を播磨新宮インターで降りて西に向かうと、すぐにテクノ中央交差点にたどり着きます。
この北側にそびえているのがサンライフ光都。
建築家磯崎新氏設計の賃貸マンションです。
四角い箱を積み重ねたような形で、中央が大きくくり抜かれたデザイン。裏側は対照的で、特に夜間は照明によって特徴的な形が浮かび上がります。
また、夜にはテクノ中央交差点を囲む公園に並ぶ巨大な石のオブジェがオレンジに発光し、幻想的な空間に変貌します。
そして空には満天の星。
テクノ中央交差点から北にまわると、中心的な施設の光都プラザがあり、買い物や休憩に便利です。
広大な芝生広場を挟んでコンビニやガソリンスタンドがあります。
光都プラザの裏手は、もともとの地形を生かした公園になっています。
高いところからの眺めが気持ち良いですね。
これは公衆トイレ。建築家遠藤秀平氏の設計で、スプリングテクチャー播磨といいます。
この栗ノ木谷公園を挟んで東西には安藤忠雄氏設計の公立学校があります。
西には、円形ドームと直線的な校舎が特徴の播磨高原東小学校。
夕焼けがとてもきれいでした。
鏡のようになったプールに夕焼けがリフレクション。
東側にあるのは播磨高原東中学校。こちらはコンクリートでできた柱が天に向かって伸びる造形。未来を見つめる中学生が育つような気がします。
朝焼けとともに。
ドーム型の体育館も素晴らしい。
この中学校は栗ノ木谷公園と一体となったデザインがされているようで、一部を除いて柵やフェンスがありません。公園を散歩しているといつの間にか学校の敷地に入っていたりします。校庭で犬の散歩をしている人も見かけました。正門のほうにも扉がないので、通り抜けが出来てしまうようですね。
正門側からの一枚。
直立する柱と並ぶように天の川が見えました。
この中学校の東側は住宅地になっていて、かわいい洋風の住宅が並んでいます。電柱が立っていないので、空を見上げた時にとてもすっきりした印象になりますね。
夜遅くなると街灯も消えて天の川がはっきりと見えました。
最先端の技術開発が進む街で、天の川を眺める。テクノの風景にワクワクします。
もっとテクノの魅力を知りたい方はこちらを参考になさってくださいね。
9月にはこんなイベント開催も予定されています。
今年度中には播磨自動車道が中国道とつながり、交通アクセスもさらに良くなります。
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