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沈む木々覆う隙間の一等星見て浮かぶ誰そ彼欲しなりて

昨日の演奏聴いた後の帰り道。

沈む木々 覆う隙間の一等星
見て浮かぶ誰そ 彼欲しなりて

しずむきぎおおうすきまのいっとうせい
みてうかぶたそかれほしなりて

思わず撮った、空に向かって螺旋状に、枝先が
覆うようにも吸い込まれているような空

寝る前のメモに残っていた言葉がこれだった。街灯を見上げたら綺麗な空で、その写真を見て書いた。黄昏という言葉の語源は昔、夕闇の薄暗い中「誰そ彼」=「あれは誰?」と言ったことが起源らしい。
知ってた?

私のiPhoneにはそれを捉える能力がなかったけど、この街灯の裏側にめちゃくちゃ眩しい星があったんですけどね。

あなたが一等星な景色を見た時に、思い浮かべる人は誰でしょう…なんて、とりあえずアルコールが入るとロマンスフィルターがガバガバになるの、どうにかしてくれ。

ということで月末なのに予定を空けることに成功した私。

今日はレッスンも少ない。曇り掛かった空。低気圧感押し寄せる私の脳みそのシワが緩んでいく。つまり全てにおけるやる気 is goneの1日。

終わってコーヒーでもと思い、ふと思い立って素焼きアーモンドをフライパンに放り込み煎る。

などと余計なことを思ったりする。さぁ流れていけ、タイムラインと、24時間限定ストーリーズ。

メープルシロップとグラニュー糖で飴がけアーモンドを作る。いつもより広めのフライパンで作ったら上手くグラニュー糖が溶け切らず、ぼんやり作り始めてしまったからか、シナモンを途中で振り入れることを忘れてしまう。あとで振り掛けてもいいけど、味を均一にするには先に入れた方がいい。そういえば、ティーリキュールも入れようと思ってたのに。

まぁ、いいや(笑)

ゆったり過ごしたのち、来月のレッスン予定を入力。それが終わってようやく出掛けようかと、乗り込んだバスには一日中働いてきた人たちが続々とやってくる。

誰かのハンドクリームっぽい匂い。グレープフルーツとカシスに少しローズとホワイトムスクのような流行りの調香に揺られる。フレッシュさと華やかさの共存する香りがほのかに車内を包む。今日を全力でやり切った皆様、お疲れさま。

かたや一日中ホゲっとした私、ようやく夜風に当たるとシャキッとしてくる。1人だけ浮いているような気がして、心の中でお疲れ様ですと唱えながら歩調をあわせると、ようやく街に溶け込めた気がする。

次の電車まで少し時間があり、たまに買いに行くコーヒー屋に寄る。焙煎したてが売りのお店、いつも香ばしい香りが漂っていていい。無愛想(いい意味で)な店主が立っているのだけど今日は違う方のようだ。同じく、ほんの少し愛想があるくらいで丁度いい。以前はその店主の無愛想さ(いい意味で)に酔いしれ、なんのBGMだったか、そもそもかかっていたかも覚えていなかったけど、今日は店内で流れている京都のラジオ、アルファーステーションが程よく入ってきた。

夜の街に流れていく。
何も考えずにただ心向かう所へ足を進めて。

ぼやっと頭に思い描いている通りのプランで動けるかなと言いつつ、もう既に目指す場所に予定通りに着けないことが確定している。

とりあえず進むまま、流れて行ってみよう。



futarinoteの片割れがパーカッショニストとの演奏、
実質ソロギターということで、聴きに来てみた。


店員さん「何名様でしょうか?」

私「1人です」

店員さん「お待ちください」

店員さん「何名様?」

私 (指で1、とジェスチャー。)

店員さん②「お2人様?」

私「いえ、1人です(笑)」

もう誰も、2人以外の数を聞き取る耳も目も持っていないような、雰囲気良いところに来てしまった、1人で。

そしてひとり、1人を連呼した。
全身で独り身を感じた。

1人で来るにはオシャレすぎる。
1人で来るにはオシャレすぎる、パート2
ワインに吸い込まれる神戸の夜景。
オシャレすぎて本日のトップ画像に選出されました!
おめでとうございます!
トリュフ香るポテサラ、オシャレすぎるやろ
引きで撮ってるから小さく見えるけどまぁまぁ多くて、
絶対2人想定の量やろ
淡路鶏とグリル野菜。
目の前で私だけのために擦られるトリュフ。
それだけで、もう、お腹いっぱいです(笑)


少し贅沢な、ゆったりソロ活時間を楽しんでみようと思います。


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