【短編集】のどに骨、胸にとげ/さいごのおはなし中編 「親愛なる子殺しへ②」
『世間』という曖昧な定義の界隈で、数多くの母親に一方的に押される、『母親失格』の烙印。
その烙印を押された者達の中でも、一番の頂点に君臨すると言うべきなのか、それとも最底辺に属すると言うべきなのか。とにかく、とりわけ究極の存在である、子殺しの母へ。
私は知りたい。あなたと私、何が違って、どこまで同じなのか。
だから、貴方について考え続ける事を、どうか許して下さい。
それが私の贖罪になると、思わないわけでは無いけれど。
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