全日本DM大賞贈賞式に参加した社員に、舞台裏と作品について聞いてみた
マーケティングチームの茂木です。
みなさんは、全日本DM大賞をご存じでしょうか。
全日本DM大賞は、1987年から続くダイレクトメール（DM）作品のアワードです。毎年一年間に、企業から発送されたDMを全国から募り、DMやマーケティングの専門家による審査を経た結果、優れた作品が表彰されます。
ありがたいことに、フュージョン株式会社では、2022年の第36回全日本DM大賞で計8作品について受賞することができました……！
今年でなんと15年連続、大変うれしいかぎりです。
過去作品については、こちらのnoteにも記載しているのでぜひご覧ください。
そこで今回は、第36回全日本DM大賞贈賞式に初めて参加した入社3年目の後藤さん・2年目の矢野さんに、贈賞式の模様や当日感じたことなどをインタビューしてみました。
今年はまん延防止等重点措置期間中ということで、贈賞式はスタジオで事前に収録を行い、後日オンラインでの映像配信になりました。
１．受賞の感想と贈賞式の舞台裏
－受賞したときの気持ち
茂木：お二人とも全日本DM大賞金賞受賞おめでとうございます！率直に、受賞したときはどんな気持ちでしたか？
後藤さん：僕自身DM大賞を取りたいと思っていたし、入社してからの目標だったので、自分が担当したDM施策で金賞が取れたことは本当に嬉しかったです！
矢野さん：わたしも、素直に本当にすごくうれしかったです！
－贈賞式の流れ
茂木：今回はお二人とも初めての贈賞式でしたが、オンライン形式も初めてでしたよね。当日はどのような流れで行われたんですか？
後藤さん：贈賞式に参加したのは、金賞を受賞した作品の広告主と制作会社一名ずつの計4組でした。会場は高田馬場にあるスタジオだったんですが、収録会場とは別にスタジオがあって、会場に着くと控室に案内されました。
矢野さん：高田馬場駅で後藤さんと待ち合わせして会場に向かったんですが、駅に着いてから「これから話すのか…！」と思ったら、とても緊張してしまいました…。
後藤さん：僕も、楽しみ半分ありつつも、半分は緊張してました…！DM大賞は入社前からの憧れの賞で、自分が受賞する立場になるなんて非現実的な気がして。嬉しさとプレッシャーを感じながら控室に通されました。控室では、広告主であるクライアントと一組で座れるように仕切られていました。
後藤さん：贈賞式が始まる前に、運営担当者の方が控室に来てくださって流れを説明してくれました。撮影の流れとしては、
① 贈賞式会場への入場シーンの撮影
② インタビューへのコメントの撮影
の2つを映像として撮影し、最後に写真撮影をしました。
ただ、控室のモニターでほかの方の収録の模様を見ているうちに緊張してしまい、実は本番収録の記憶があまりありません…！
矢野さん：わたしのときは、クライアントのネクスウェイさんがいらっしゃったので心強かったですが、やっぱり緊張しましたね。
茂木：二人とも初めての参加ですごく緊張したんですね。お疲れさまでした！
２．ここは伝えたい！制作側としての工夫
茂木：次に、制作側としてここは伝えたい！と思う、作品の工夫を教えてください。
矢野さん：今回金賞を頂いたネクスウェイさんの「ふるさと納税返礼品風DM」は、ふるさと納税の寄附金受領証明書を楽に発送できるサービスが商材です。
自治体にはたくさん郵送物が届く中で、ほかの郵送物に埋もれずインパクトを出せるものとして、段ボールを使いました。
また、このサービスを産み出した方の思いをふんだんに組み込めるように、パーツとしては新聞や手帳を入れて制作しました。
これらが効果を出してくれて、DMを送った方がネクスウェイさんのサービスを認知してくださって、サービスを知って頂けるきっかけを作れてよかったです！
茂木：段ボールのテープにまでイラストが描いてあってかわいいですね！
（広告主：株式会社ネクスウェイ様（システム開発）/株式会社エッグ様（販売元））
後藤さん：僕が担当したディノスさんの「遠くペルーから香りで届く物語、パロサント入りDM」は、超優良顧客の方々に対してディノスさんの想いやビジョンを届けるために制作しました。
ディノスさんが、2019年に新ビジョン「モノがたりで、くらし、たのしく。」を制定したのですが、コロナ禍でも華やいだ気持ちになってもらえるように、モノを届けるだけじゃなく体験を届けられるストーリーを組みました。コロナ禍で外出しにくいクリスマス時期にお送りするDMだったこともあり、異国の豊かな香りによる癒しの時間を届けるべく、古くから南米ペルーで「聖なる樹」として重用されていた香木「パロサント」をノベルティにしました。
（広告主：株式会社 DINOS CORPORATION様）
茂木：写真のMERRY CHRISTMAS靴下に入っている木ですよね、甘い香りで癒されました！
後藤さん：はい、そうです。ちなみにフュージョンのDM書庫の棚（これまでに制作したDMサンプルを保存している棚）では、まだパロサントの香りが漂っています…（笑）
モノを送って匂いを届けるのが紙DMでしかできないことを評価していただけたので、このDMに込めていた思い全部を読み取ってもらえてよかったなと感じました！
３．フュージョン社員二人が感じる自社DMの強み
茂木：せっかくDM大賞金賞を受賞したので、お二人が感じるフュージョンのDMの強みを教えてもらえますか。
矢野さん：わたしは、自由な発想でいろいろなDMを作れているのが、すごく強いと感じます。郵送物だから紙にこだわらなければいけない、というわけではなく、段ボールや木など捉われない発想が強みだと思います。
後藤さん：フュージョンでは毎年DM大賞を受賞しているんですけど、目的やターゲットが毎年全然違うんですよね。どんなジャンルやどんな業種でも、最適なDMを作ることができる知見があるのが強みだと思いますね。
４．今後の仕事への抱負
茂木：最後に、お二人の今後のお仕事への抱負をぜひ聞かせてください。
矢野さん：今回のDM作品では、残念ながらグランプリは取れなかったんですよね。なので、次はぜひグランプリを取れるような作品を、お客さまと一緒に作り上げていきたいです！
ただ、グランプリを取ることばかりに捉われすぎると変なものしか出せなくなると思うので、頭の片隅に置きながらこれからも面白いDMを作っていきたいです！
後藤さん：1回金賞を取ったら、これから取り続けないと…というプレッシャーは正直感じますが（笑）、今回受賞した作品以上に優れた作品を引き続き作っていきたいと思っています！
茂木：改めて、お二人ともDM大賞受賞おめでとうございます！
これからも、受け取った方の心を動かす素敵なDM作品を作ってくれること間違いなしですね…！
フュージョン株式会社では、コミュニケーションメディアとしてのDM設計やクリエイティブ改善に関するサービスを提供しております。
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