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※文芸ユニット【午前0時】のいちごつみ短歌です。紅井りんご(♧)→昼行灯(♣︎)の順で詠みま…
※文芸ユニット【午前0時】のいちごつみ短歌です。昼行灯(♣︎)→紅井りんご(♧)の順で詠みま…
生活と人間の音くらいしか必要ないから川に石投げる 広すぎる田舎のキャンパス二人きり歩き続…
わくわくとかなしみなんかが同居して映画館はそこにあった 噂なら良くも悪くも構わない君が生きてる音が聞きたい 写らないスクリーンは白くなく傷すら見えるぼくの指定席
カウントをしていたはずの少年が数とも言えないものを数える 四次元で君と遊んだ日々のこと手…
事務的に死へと誘うマニュアルが廊下の隅に無造作にある リズムだけ死から遠い言葉とし命をど…
ハイになる理由はなんだか一様でコメディ寄りに有罪にする 笑わせるスキルが何もないからと天…
あのときのあいつの小さな自殺だけ消えないように薪をくべてる オキシドールの効果により君は…
静謐のなかに事務の音だけが響いてずっと正しく進む 心電図だけに意識が集まって親戚一同死を…
度し難い微笑みだけで超えていく君はわずかに人でなくなる 正しさと5度ほど違う言い訳を熱く…
勇気とか信念とかが邪魔だからそれらの権化の君も邪魔だよ 毒されていない方の目を使い飛べない鳥を直視している うんそれで君はどうだと聞いてくる三分後には終わる背景