「大丈夫ですか?」と言われて
人がまばらなスーパーから出て
空を見上げる
さっきまで夕焼け色だったのに
すっかり暗くなって
街灯が眩しく光ってる
はーっ
思わず出てしまう深いため息
いつもと変わらない日常と
疲れ切った心と何となく重い体
カートをガラガラと鳴らして
駐車場を歩く
「帰ったらやる事がいっぱいだ」
そんなことを考えていると
突然カートが止まった
そして訳も分からないまま
私とカートーは地面に投げ出された
駐車場の真ん中にある排水溝に
カートの車輪がはまったらしい
いつもは気をつけてい