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【避難訓練の工夫】避難訓練形式の体験的防災学習

2021年6月16日(水)13:02~15:15

今から57年前の新潟地震が発生した日、新潟市立西川中学校にて、全校生徒を対象に「避難訓練形式の体験的防災学習」を実施しました。

従来の避難訓練とは異なり、先生方は原則生徒へ避難誘導をせず、生徒自らが安全な避難経路を通って、指定の避難場所まで避難する訓練を行いました。
いつも通りのお昼休み、各教室や廊下、体育館で過ごしている中、放送で緊急地震速報を流し、その場で自分の身を守る行動を取るよう指示を出しました。
その場ですぐ頭を守る子、ただ立ち尽くす子など反応は様々で、余震という設定で再度緊急地震速報を流すと、さらに戸惑っている子も多くいました。
また、校内に危険箇所を4か所作り、自主的に避難経路を考える活動も実施。
煙発生器で火災を設定し、生徒さん達は「え!ここも通れない!」と迷いつつ、避難場所のグラウンドまで生徒全員無事に避難しました。

訓練後は、地震発生時の校内の危険箇所を調べるワークショップを実施。普段とは違う角度で校内を探検し、多くの気付きを発見できたようです。

今回初めての訓練に戸惑う姿も見られましたが、自分で自分の命を守る大切さ、難しさを実感できたのではないかと思います。「自分の命を守ることを絶対に諦めないこと」このことを生徒さん達にはこの先もずっと忘れず、心に留めてほしいと願っています。


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