資金調達ニュース（コンシューマ向けサービス編）Vol.2
“八重洲口の天パ”ことXTech Veturesの古川です。Twitterも是非フォローお願いします。国内VCリストも作っていますのでぜひご活用下さい！
このnoteでは、国内外のC(コンシュマー)向けサービスの資金調達ニュースを紹介しています！ざっくり一週間単位での更新です。では行きましょう。
※国内VCリストでの分類と同じく、下記カテゴリ毎に纏めています。
①Health/Bio/Wellness
心のセルフケアサービス「Awarefy（アウェアファイ）」がシードでANRIから1億円調達
かかりつけオンライン薬局を運営する株式会社YOJO Technologiesが2.5億円調達 処方薬市場へ本格参入
認知症早期検知AI”Cognivida”などヘルスケアAI事業推進を加速するジョージ・アンド・ショーン株式会社 西日本電信電話株式会社と資本業務提携を締結し、7,000万円の資金調達を実施。
②Lifestyle
モノの貸し借りマッチングアプリ「Alice.style」運営、新生銀行やSBIから22億円を調達【日経報道】
ライブビデオ・コマースの「Talkshoplive」が600万ドル調達、個人が直接ライブ販売
モバイルオーダー立ち上げ支援のPICKS運営元、ギフティと資本業務提携。総額2.4億円の資金調達を実施。
ファンタジーの世界でドラゴンや魔法とともに算数・語学・科学を学ぶゲーム「PowerZ」が約9.2億円調達
Engageliがコラボレーション型の動画ベース教育プラットフォームに約36.3億円を確保
個人版「QVC」のPopshop Live、1億ドル評価で2000万ドル調達
③Media/Ad/Entertainment
LAUNCHPAD FUND、日本初審査制NFTマーケットプレイス「nanakusa」運営の株式会社スマートアプリへ出資！
ショートフィルム配信サービスを展開する「Samantha」がEast Venturesより1,000万円の資金調達を実施
⑤Frontier
VRリハビリテーション機器を提供するmediVR、シリーズBで5億円の資金調達を実施
⑦Enterprise
オンラインプレゼンテーションアプリ「mmhmm」、シリーズBで1億米ドルを調達——ソフトバンクVF、WiL、Sequoiaらから
⑧Other
タッチパネル式IOTデバイスの開発・製造をするmui Lab株式会社に出資
天パVCの一言
TalkshopliveやPopshop Liveなど、リアルタイム通販系サービスの資金調達が続いていますが「（個人版）QVCとは？」と思った方も多いかもしれません。QVCとは、1986年にアメリカで創業された24時間テレビショッピングを流し続ける専門チャンネルだそうです（ Qは「Quality」、Vは「Vlalue」、Cは「Convenience」の頭文字）。現在、アメリカ以外では、日本、イタリア、ドイツ、イギリス、中国と複数の国で事業展開しているそう（ちなみに、日本では三井物産とアメリカQVC.Incの合弁会社であるQVCジャパン社によって運営されているとのこと）。
「商品を直接手にすることが出来ない視聴者に代わり、商品の魅力や機能を専属のナビゲーターとゲストが紹介して販売する」という形は、今も昔も変わらないスタイルですが、「マス的な需給関係からニッチな需給関係へ」「録画（ある意味、区切って処理する”バッチ処理”）から生放送（随時処理する”リアルタイム処理”）へ」という変化の中で、これまでニッチすぎて取り扱われなかった商材（クリエイターやインフルエンサーなど個人が展開するブランド品・製作物に始まり、TCGやスニーカーなど）を、それを求めるニッチ層に届けられるようになり、それが色々な領域で成立し始めているという状況になっているという感じが分かります。
この考え方で見ていくと、これまでは「バッチ（ある程度溜まってから）処理していたことで機会損失が起きていた領域」において、「リアルタイムに処理することで何かしら新たな機会を得られたり、負荷から解放されるような場面がある事業領域」には、色々とチャンスがあるのかもしれません。
来週も、国内外含めた調達ニュースとそこから読み取れる何かを発信していきます！
「天パVCの一言」コーナーが、「一言じゃないし、思ったより長いな」と思った方はぜひこのnoteを「スキ」していただけると嬉しいです！よろしくお願いします！
そして、資金調達の相談はTwitterのDMもしくはFacebookまでご連絡下さい！
■Twitter
古川 慧（XTech Ventures）
■Facebook
https://www.facebook.com/kei.furukawa.10