命の字から
ひとつずつ 叩いて繋ぎ 生きている
聞こえる鼓動 君の胸にも
2000年が明ける時、次男はオーストラリアのボンダイという町にいた。世界の一番最初に朝を迎える所らしい。太平洋を越えると時間が先にいったり、後戻りしたりするが、ここの時間よりは先に行けない。いくら急いでも、いくらあわててもそうである。
昨日一つの動画が送られてきた。その中で、「命」という字を書いて、「一つ叩く」という字が入っていることを教えておられた。確かに、一つずつ叩いて人は生きている。心臓である。この一つの一つの叩きがつながって人生になってくる。
私の毎日の日課の一つは血圧を測ることである。そこで脈拍も記録する。考えてみると人生で一体何回心臓は叩くのであろうか、胸に手を当て、聞こえる心臓の鼓動、そして脈拍、息を吸っては吐きなからの命である。
それは人によって異なる、私のような喘息持ちは、ちょっとした坂も青息吐息である。でも心臓が叩いていることを感じる、ひと息ひと息をかみしめながらである。
他の人もみんなそうである、と思うと一人一人が愛おしくなる。こんな気持ちが世界中に広がる機会かもしれない
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