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読書 | 実力も運のうち 能力主義は正義か

マイケル・サンデルさん著「実力も運のうち 能力主義は正義か」読了。

能力主義は一見、平等に思える。だが、本当にそうだろうか?

引用「実力も運のうち 能力主義は正義か」解説 本田由紀

能力主義は平等、正しいと思っていたし、信じていた。
一種の信仰みたいに、信じてた。

幼稚園、小学校、中学校、高校、それから、将来の夢や人生設計って、真剣に考えることもなく、母が進めてくれた専門学校へ通わせてもらって、なんとなく、社会人になりました。

社会人となって、会社に入ってからもずぅっと、与えられた仕事をこなして、いくつかの異動を経て、今の職種に就いたのはたまたま。同じ業界で、ほとんどなり手がいない職種だったから、重宝してもらえているだけなんだと、本作を読んで気づきました。自身の、自分の力のみでって、思っていたし、自尊心の満足は多分にあったので、もう大変な衝撃で参ってしまいました。

世界でわたしが独りぼっちになってしまったとき、わたしだけだったら何にもできること、ありません。ごはんは作れないし、身に着けているものだって何一つ、自分では創れない。田村由美さんが描かれた「7SEEDS」の世界だったらー…生きていけない。

自分自身にあきれ、ぼんやりとしています。

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