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Poetry

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#ポエム

2021/09/27 8:39。朝。

2021/09/27 8:39。朝。目覚めてから数回のびをしながら深呼吸。今日も朝は虚しく感じる。でもそれは悲しいことではない。彼はそれが好きでもある。そのときの氣持ちは彼が幼い頃に感じていた氣持ちと同じだから。当時は良いも悪いもただそんな氣持ちだった。外からほかの子が登校している音がする。寝室を出て階段を下りてリビングにはだれもいない。

そのとき彼は泣かない。でも悲しみがだんだんわいてくる。孤

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20210529

20210529

今日の朝の氣分は

千葉にいたころ

うつで夜に寝ず

太陽がのぼってきたころ

外に出ると

鳥や木々や草花が

露をまといながら

再びこの世界をかたちづくるころ

僕はしなやかさを失った身体で

それでも希望を感じたころ

「美しさ」とは「希望」であると氣付いたころ

再会

再会

君はこの世界を観て
持ち帰って
旅の記憶を
君の手で記すんだ

それは誰に向けて
君の眼が
君の体が
あの夏を
失わないように

彼の手は
公園の遊具と
再会した

彼は観た
彼は触った

彼はようやく帰ってきたのだと

木々は彼よりも大きかった

太くて
背が高かった

そして彼らは生きていた

彼はいま彼らに再会した

朝、友人宅にて 2021/07/16

朝、友人宅にて 2021/07/16

知らない土地

窓から見る景色

空氣

音楽

身体に響くもの

彼はここに入る

夏、繰り返す

呼吸

涙、記憶の河から

夏、光、緑

彼らはどこへ

もう戻れない

世界に消えていったあの頃の霊たち

もう彼らはいない

朝の静けさに、彼らが去って行ったあとを観る

彼は生きていた

彼は死んだ自分を観た

死んだ世界を観た

明るかった

暖かくて…

ぼくはもう失いたくない

あの頃

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To My Old Little Friend

To My Old Little Friend

I was wandering in the room of memory

Something glittering through the dust caught my attention ――

I was giving you a piggyback

And walking once around the place of memory

With tears running down

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The Trees; The Strength

The Trees; The Strength

             Touch me

                            Gently

                Listen

             Quietly

            Human

           Our descendant

              You have

            The root

   

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i want to see the beauty

i want to see the beauty



i want to see the beauty

of a tiny flower

blooming by the roadside

opening up its life towards the sun

i want to see the beauty

in everything i encounter 

and in myself

it's incomparable

bec

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