2021/09/27 8:39。朝。

2021/09/27 8:39。朝。目覚めてから数回のびをしながら深呼吸。今日も朝は虚しく感じる。でもそれは悲しいことではない。彼はそれが好きでもある。そのときの氣持ちは彼が幼い頃に感じていた氣持ちと同じだから。当時は良いも悪いもただそんな氣持ちだった。外からほかの子が登校している音がする。寝室を出て階段を下りてリビングにはだれもいない。

そのとき彼は泣かない。でも悲しみがだんだんわいてくる。孤独か。彼はこの涙を文に書き記す。世界がどうなるとか、そこにはない。彼は自分の涙が全てであると、その笑顔が全てであると。

朝の光。風になびく花。思い出す。


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