【ゾンビの中心で、愛をさけぶ】どうなる?非常事態のおうち時間で夫婦関係。
嘘みたいなホントの邦題
原題はZOOですが、邦題での方向修正で成功したレアなケースな気がします。
そう、タイトル通り愛の話なわけです。
バーーンッ、ドシャッ、ビューーッみたいなゾンビ映画じゃなくても楽しめるよって人はおすすめです◎たまには箸休めでこんなゾンビ映画もいいと思いますよ、個人的には。
夫婦関係の理想と現実
ある出来事がきっかけですれ違う、会話は減り、愛情も枯れ、訪れるセックスレス…めっちゃ身に覚えがあるんですけど…切ねぇ……
交際当初のまんまな、あちあち夫婦ならいいんですけど、なかなかそうもいきません。きっと大なり小なりほとんどの夫婦は同じ様な問題を抱えてるんじゃないでしょうか?
でもあれですよね、「せっかく夫婦になったなら…倦怠期だめだよ、アチアチじゃなくちゃ」ですよね。きっと永ちゃんも某火の玉ボーイもそう言ってくれるはず。
きっとお互いが向き合う時間と、心の余裕さえあれば愛は取り戻せるんだと勇気をくれる作品でした。
死体が蘇るなら、愛も蘇るっすよ。信じる者は救われます。
思い描く理想の未来について語るシーンなんてマジで素敵。こういうのやってないなぁー、今更恥ずかしいとか思っちゃうけどやっぱいいなぁとかとか。思わされます。
「持ってないもので幸せを測るんじゃなくて、何を得たかで幸せを測ればいい」
めちゃくちゃいい言葉だと思います。聞いた瞬間、ハッとしました。
この人はここが足りないとか、自分はこうしたいのにあれがないとか、ついつい物事を引き算で捉えがちです。
上昇志向につながる一面もあるので一概に悪いとは言えないんでしょうけど、ポジティブではないですもんね。あぁ、いかんなぁと反省させられました。
また、コロナ禍を通して強く感じるのは、日本人ってもんは自分が持ってないものに対する僻みや妬みが強すぎるって事です。たとえ努力してその人が手に入れた物だとしても、ずるいとか抜け駆けだとか言う人多いですよね。
"奥ゆかしくて和を重んじる日本人"なんてものは絶滅してると思ってます。それでも自分がそんな理想的な日本人だと思ってる人が多いのでタチが悪いんですよね。まぁ相手にする必要もないし、どうでもいいんですけど。
さて、ラストシーンの銃弾無駄に多くない?とか、お風呂場に開いてた天井の穴は活かさんのんかい!とか、色々あるけどおおむね楽しめました。
観たことない人には勧めるけど、1回観れば十分かな?って感じなので☆3.3/5.0ってとこでしょうか。
金平糖ぽりぽりしながら苦目のコーヒー流し込んで楽しむのなんかいいかもしれません。
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