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クルマを売るなら、ビッグモーター?

 クルマを売るなら、クルマを売るなら、クルマを売るなら、ビッグモーター♪

 言ってみたかっただけです。
 すいません。m(_ _)m
 法律屋さんのハシクレであるこちとらのところにも契約解除の案件があったというだけの話でした。
 ま、それだけ社会問題になってるということなので言わずもがななんだろうけど、ニュースや新聞も見ない方向けにビッグモーター問題を書いておきました。



 大手の中古車販売会社であるビッグモーターが自動車保険の保険金を不正請求したことが、社会的に問題視されていますね。

 ビッグモーターが行った保険金の不正請求の手口は、顧客から修理依頼があった車両に対して、故意に傷を付けて保険金請求額を水増しするというものでした。
 例えば、「車体をドライバーでひっかく」「靴下にゴルフボールを入れて叩く」等わざと傷を付けて、修理費をかさ増ししていたなどと報道されていますね。
 ビッグモーター元社長の兼重氏の「ゴルフを愛する人への冒涜」とのズレた怒りの迷言も話題になりました。 
 車とお客さまへの冒涜…。

 こうした不正に及んだのは、車両修理1件あたりの代金等を上げるようにノルマが課せられていたと報道されています。
 ノルマが達成できないと、会議で叱責されたり、降格させられたりするなど厳しい処分が下されていたようです。組織内部の問題もマスコミで報道されてしまい、信頼喪失に歯止めがかかりませんね…。
 保険金の不正請求が、過剰なノルマ達成のための慣行として横行していたようですが、酌むべき材料にはならなそうですね。
 
 道路運送車両法施行規則62条には、「依頼されない点検・整備を不当に行い、その料金を請求しないこと」と定めがあります。最終的に違反が監督官庁に認定されると、民間車検場の指定や工場の認証取消し、一定期間の業務停止になる可能性があり、指定や認証が取り消されれば2年間は再取得ができない処分があることから、営業ができずキッツいんじゃないのかなと法律屋さんのハシクレは思ったりします。

 保険金の不正請求で社会的信頼を損なったビッグモーターですが、それ以外にも除草剤によって街路樹を枯らす行為も問題になっています。
 除草剤を使ったのは、同社幹部が店舗を訪れて実施していた「環境整備点検」と呼ばれる点検で、成績や対応がよくなければ降格処分につながっていたためだとされています。
 この店舗前の街路樹が枯れている問題で、警視庁は土から除草剤の成分が検出された店舗に対して器物損壊(刑法261条)の疑いで捜査中のようです。

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