私が一番大好きで、何度もなんども繰り返し観ているドラマ、いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう。
音ちゃんの価値観に、どれだけ救われただろう。
音ちゃんの生き方に、どれだけ憧れただろう。
登場人物皆みんな、大好きになったこの作品。
映像は手元にないので(いつか手に入れたいな。いつか、ね。)、シナリオブックをもとに、ゆっくり振り返っていきたいと思います。
アスファルトに咲いた花から始まる、作品。
これ、大事なので覚えておいてくださいね?笑
六歳の音ちゃん。お年玉返すからって…。涙
骨壷を大切に抱えていることからも、幼い音ちゃんにとって、お母さんがどれほど大切な存在かがうかがえます。
この物語で、はたまた大好きな存在、きほちゃん。博多弁が可愛い。
そして、さらっとお金を置いていくお姉さんな感じも好きです。そしてここから分かる、練くんはなかなか飲みに行かない人なんだなというところも含めて好きです。
ねぇ、晴太。晴太の憎めないキャラクターは、回を重ねるごとに分かってくるのですが、何度見ても泥棒はだめでしょ、ってなる。笑 そしてお金ないのに、なんでまりも羊羹買えたのよ。笑笑
きちんと警察届ける派を貫いている練くん、君はそのままでいてくれ(『アンナチュラル』のミコトちゃん風)。
突き動かすものがある、なんて表記があったんだ素敵…!それで練くんあの表情なのね、と納得するものがある。坂元さんも高良健吾さんも凄い。脚本家の方と、俳優さんと、こうやってそれぞれの役割があって、作品が出来上がっているんだなと感慨深くなります。
そして、お手紙を読んで返さなきゃと、東京から北海道までトラックで行くことを決める練くん。偉すぎる。
見たこともない他人のために、ここまで出来る、それが練くんな訳なんだけど、やっぱりそれって中々出来ないことだし、真っ直ぐすぎる練くんに、生きづらいだろうなという思いも芽生えてしまう。報われてほしいキャラクター第二(第一はごめん、音ちゃんにあげたいのです)すぎる、練くんです。
東京からはるばるお手紙を返しに北海道にきた、練くん。あなた、本当に凄い人だよ…!
なのに、警戒心バリバリで敵意を向けられる練くん。笑
お墓、現状入ってないかなって笑って隙を見せる音ちゃん、可愛い…!
細かなお釣りをきちんと返す音ちゃん、ちゃんとしていて好きです!!!
いちごみるく飴、100均に売っているので、音ちゃんと練くんのこと思い出してはよく買っているんですよね。ドラマにこうやって日常にあるものを登場させてくれる坂元さん、日常を大切にしているからこそで、本当に素敵です。
つっかえ棒っていう表現を繰り出す練くん、いい。いいです。自分にとっても大切なものがあるからこそ、出てきた言葉ですよね。
ファミレスにやってきた音ちゃんと練くん。ファミレスに、想像以上かもと興奮する音ちゃんが可愛くて。東京の色々な話を聞きたがっては、自分のお話もちゃんとする音ちゃんが愛らしくて。
好きだった、付き合っていた、気象観測部の保利くん(堀くんじゃないあたりが坂元さんのこだわりでしょうか。笑)の話をする音ちゃん、乙女でまた可愛くて。
フルーツサンドて!保利くんフルーツサンドて(落ち着こう)!可愛い!!!会ったことも見たこともない保利くんに、思いを馳せます。絶対素敵やん。でも、あえてその保利くんの姿を見せないで、視聴者に想像させるスタンスなところ、坂元さんらしくて好きです。
白井さんと結婚することに決めたという、音ちゃん。そして、素直に手紙を持ってきてくれたことへの感謝を練くんに伝えます。つっかえ棒っていう時、関西弁になるのが、良いです。大切なこと、本音を伝えるときには方言が出るみたいな感じで。自分の思っていた通りの道ではないけど、大切なものを大切にとっておきながらも、決断をした音ちゃんの覚悟がうかがえるシーンです。
満島ひかりさん、大好きです(告白)…!
そして、坂元さんが物語に出してくれるお手紙シーン、大大大好きです!!!
小さな花びらが浮かぶ、便箋、素敵。
読むたびに透かしたくなるよね、音ちゃん。
勝手に(笑)読んでた練くんも、ちゃんと光に透かしてたもんね。
この物語には、音ちゃんのお父さんが出てきません。でも、お母さんが、お母さんと音ちゃんの思い出が素敵すぎて、十分だって思います。お母さんが、それでも音ちゃんを産んで良かったって、最期の時まで思えていて良かったです。
質問の多い、小さな音ちゃん。疑問を持つって、この世の中を生きていく上で大切なことですよね。小さい時からそれを実践できているの、強いです。
明るいようにも暗いようにも見えない音ちゃん。小さい頃から想像するのが好きで、それを大切に生きてきたんでしょう。
大丈夫やって言いながら、お母さんの後ろをついていく音ちゃんの姿、微笑ましいです!お母さんが、そんな音ちゃんのこと、人生を切り開く強い力があるって称してくれるの、いいな。大人になった音ちゃんにとって、最高で最強な褒め言葉だと思います。
家事のシーン、しっかり映してくれるの、坂元さんの作品ならでは。音ちゃん、頑張って生きてきたんだね、頑張ったね。
好きなように生きてっていうお母さんの、音ちゃんへの愛。お母さん、凄い文才ですよ…。涙
誰かを好きになるのかな、で映る保利くんの表札!!!アルバイトを頑張っている中で、保利くんのお家ここだなって思うことが、音ちゃんにとっての励みだったんだろうなって想像できます。
淋しい気持ちは、誰かと出会うため。お母さん、名言生み出しすぎですよ…大渋滞…。
時に人生は厳しいけれど、恋をしてる時は忘れられる、この物語のテーマですね。時に、というより常に厳しくない!?とは思いますが。笑 でも、その分恋のキラキラが鮮明に描かれているのだと思います。
音ちゃんも本当だったら、札幌の大学、受験したかっただろうな。置かれている環境で、最初から諦めなければならないって、どれほど辛いことでしょう。
たった一人の人に出会えるといいね、っていうお母さんは、きっとたった一人の人に出会って素敵な恋をしたからこそ、音ちゃんにそうなってほしいって思うんだろうな。もう自分が音ちゃんの質問に答えたり、物語を聞いたり出来ないからこそ、そのたった一人の人に手綱を渡すお母さんが、素敵です。
このシーン、本編にはありませんでしたね(たしか)。空の上から見守っています、なんてありがちな言い回しではなく、音の中にいますって言ってくれるお母さん。素敵です。
愛するって、心から心へと残していくこと。また名言…お母さんは音ちゃんの心に残そうとお手紙を書いて、音ちゃんがまた誰かの心に残したいって思ってくれたらいいなって願っているのですよね。本当に素敵なお母さんです。
そして、気付いているのに何も言わずに、静かに運転してくれる練くん、推せる…!
桃の缶詰を上着で拭いてから、遠慮がちに渡してくれる練くん。優しさが滲み出ています…!そして、この桃の缶詰が、音ちゃんにとっての支えになっていきます。
きちんと片付いていて、ところどころお花があったり、古いものだけど大切そうに使っているように見える家具たちがあったり、そんな音ちゃんのお部屋、とても好きです。やっと手に入れた、大切な空間だもんね。お母さんの手紙と一緒に置かれている桃の缶詰…!大切なものになっている…!!!
音ちゃんの声好きだな。知ってるマンホールしかなかった北海道と違って、知らないものばかりの東京。
ガソリンスタンドで働く、顔が汚れている音ちゃん、可愛い。
朝陽くんもそう思ってみていたんだろうな。
音ちゃん、軽蔑した顔で朝陽くんのこと見るな〜(笑)ってこの顔もまた好きだったのですが、「何だこいつと露骨に顔に出て」って脚本に書かれていたとは!!!何だこいつ!!!確かにそういう顔してる、で、そういう顔が出来ちゃう、そういう顔も可愛く出来ちゃう有村架純ちゃん、天才です最高です。
はぁぁ最高に暗くて(褒めてる)最高に良質な第一話、ありがとうございました!!!
何回観返しても、戻ってきたくなる、第一話です。