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その場所で


想いの隙間に入り込み

透明なものが欲しいと

先回りした


涙は

言葉にならなかった

自分の搾り滓なのだと

信じていた


不透明なものも

搾り滓も

少しも脆くはなくて


居る場所を

照らしてくれていて



花はのびやかに歌い

鳥は草を編んでいた


僕は僕を取り戻せばいいだけだった





(671日)

#エッセイ #コント部 #ライフスタイル #僕なりの幸福論 #毎日note #自由詩 #眠れない夜に #その場所で

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