手の込んだ肴もいいけど~緊急事態に酒愛を⑨
カウンターの寿司屋とかワインバーなんかはちょっと緊張する場所だ。初めのころは少し大人の方に連れて行って貰えると、スマートな楽しみ方を覚えていけたりする。
会社の上司だったり、お酒の席で知り合った人だったり。その人たちのお店での振る舞いを見ていって、ああそうか、大人ってこんな風にお酒を楽しむんだなあと覚えていくのが理想的だ。まあ参考にしたくない人もいる。
悪い人じゃないんだが、実際あまり通いなれていないせいか、中途半端な知識でイキっちゃう系のおじさんがいる。決して粋ではない。
寿司屋では食べる順番に厳しいし、それに合わせる酒にもうるさい。バーでは酒と音楽に関するうんちくを語り、ワインはシャンパンシャンパンと連呼し生牡蠣にはシャブリ一択。完全に誰かの作ったルールに縛られている。
これにはこれあれにはあれ、今ならYouTubeで解説が聞ける程度のもので、特別新鮮味はない。僕らはもっと、幸せになるために、食べたり飲んだりしたらいいのに。いや、もっとコンテンポラリーに楽しんだらいいのに。
うんちくおじさんの偏った古典的データも決して悪ではないので、それはそれで幸せのツールとして持っていたらいいと思う。ゆるっと一緒に飲む程度の相手として害はないし、ネタ的に面白い。
僕はそんな彼のことを密かに
”おつまみさん”と呼んでいる。
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