幕間（まくあい）2～奇跡の泉～

昔々、たいそう真面目なきこりが泉のそばで木を切っていました。
「あれ、ここは固いな」
と、全身に力を込めたとたん
ポーン
と・・・。それはくるくると空（くう）を舞って、ぽちゃんと泉の中へ吸い込まれていきました。
「ああ、なんてことだ！」
木こりは肩を落とし、泉の前に佇んでおりました。
すると
泉の中から光輝く女神が現れて
「お前の落としたものは銀のこれか？」
「いいえ、わたしの落としたものはそんなにピカピカではありません！」
「では、お前の落としたものは金のこれか？」
「いいえ、そんなにキラキラではありません！」
「お前はとても正直者ですね。ご褒美に両方とも差し上げましょう。」
そう言ってまた泉の奥底にするすると消えていきました。
「えええええ～一本８万円もしたのに～！！セラミック返して～～。金歯銀歯いらない～～～～」

というネタをスタバのビスコッティを食べながら思いついた。セイレーンの従者たちならきっと探してくれる。

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