空から降ってきたもの
上がる 下がる
とどまることは許されないのだろうか。
と
それではルールを変更しようか。
と
逃亡者の烙印をパスポートに
頼りないこの足で
砂漠の暑さに いちミリ先も見えぬ暗闇に
何処へもたどり着けぬ日々を楽しんでいた。
果たしてゴールは何処なのだと
立ち止まり
見上げた空から
片々と、ろくでもない正解が降ってくる。
明日は立ち向かいたいと思うのかもしれない。
逃げきれたら勝ちというルールなのかもしれない。
僕はなんにも知らない。
みんなも、たぶん知らない。
なんにも知らないから
心臓は動き続けているのだろう。
(369日)
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