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【知っておくべき】お葬式費用の「内訳」

葬儀相談を受けると必ずと言ってよいほどお尋ねされることが「葬儀費用について」となります。

やはり対象の方の「葬儀費用の総額について、遺族が知っておきたいと思うのは当然です」

その中でお葬式の費用を「他人の前例をすべて参考にしてはいけない」という原則があります。

お葬式は当然ですが、
「同じ方」
「同じ時代」
「同じ状況」
で亡くなることはありません。

何が言いたいのかといいますと、過去から現在、未来に掛けて「全く同じ内容のお葬式はありえない」ということです。

各家庭の現状を踏まえまして、対象の方の状態、ご家庭の状況を考えてお葬式の内容を決めなければなりません。

「多くの項目を組み合わせ」、お葬式の内容は決まる

お葬式には仏教での葬儀もあれば、神道・キリスト教・新興宗教などの他宗教、宗教の形式を取らない葬儀(無宗教形式)のお葬式もあります。

そして、
自治体などによって異なる「火葬場に必要な費用」
「ご遺体の搬送に必要な費用」
「料理や返礼品などのおもてなしの費用」など、
状況で変化をする費用にも注意が必要です。

さらに
葬儀の「祭壇の費用」
「スタッフなどの人件費・棺・納棺師・受付関連・枕飾り後飾り・線香ろうそく・葬儀場安置所の使用料金」が必要です。

宗教者の方の手配が必要な場合は、葬儀社ではなく宗教者にお支払いする御礼(お布施など)が必要です。

位牌の戒名には「ランク」があり、良いお名前などを付ける場合では、多くのお布施が必要です。

※上記は寺院の考えによって異なるため、お付き合いのある寺院がある場合は「一度事前に相談をしておくことが良いでしょう」

特にお付き合いのない場合、首都圏・関西圏を中心に「宗教者紹介を行う会社も存在します」これらも事前に調べておくと良いでしょう。

お葬式は事前の情報を整理し「葬儀の規模」を予測しないと「葬儀費用」がわからないものなのです。

お葬式にかかる費用の内訳

【葬儀そのものに必要な費用】
故人様を病院や施設から、自宅や斎場にお連れする搬送費用。(寝台車)

→自宅に戻る場合、自宅から葬儀場での費用も必要。
葬儀場の使用料金(お通夜・葬儀・初七日法要・密葬・本葬・お別れ会など)
祭壇・仏具・棺・ドライアイスなど。
祭壇に追加する項目「遺影写真・お骨壷・枕飾り・供花供物・位牌など」
葬儀社社員の人件費、サポートスタッフ・配膳人の人件費
火葬場までの霊柩車、ハイヤー・バスなどの送迎の車
火葬料金・待合室の料金(自治体や火葬場運営会社により異なる)
案内看板・故人名の門標・受付類の道具関係
【飲食・接待に関わる費用】
通夜ぶるまい・精進落し
返礼品・香典返し・会葬礼状
心付け(地域性にもよる。最近は行わない)
【宗教者(寺院等)に行うお布施などの御礼】
お布施(戒名・法名・読経)お膳料・お車料

これらの項目が必要となり、どのようなお葬式を行うのかを短時間で決めなければなりません。

短時間で決めることが大変となり、時代の考え方の変化もあり、最近では「生前見積もり」を行う家族が増えております。

規模が小さい家族葬だからといって「通常のお葬式と基本行うことは変わりません」

事前に多くの情報を集めて、検討をしておくことがとても大事となります。

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冨安達也 葬儀専門家/葬儀相談/葬儀アドバイザー/終活サポート
こちらは主に寺院、介護施設、行政への寄付等、またコミュニティ運営費として活用させて頂きます😌