フンドーキンレディース10周年の舞台裏
JLPGAステップ・アップ・ツアー「フンドーキンレディース」は、
2022年4月12日〜4月14日に行われた第10回目をもって10周年を迎えました。
フンドーキンレディースは次世代を担う女子プロゴルファー育成・レベルアップの場として、ファンの皆様を始め、これまで出場いただいた選手、大会関係者各位のおかげで10年間続けて来ることができました。本当にありがとうございます。
手作り感溢れる第1回大会から始まりとくに初めの頃は至らない点も多々ありましたが、まずは10年という節目を迎えることができたのでこれまでの舞台の裏側を振り返ってみようと思います。
フンドーキンレディースのこれまで
【2013年 第1回~】まさに手作りの大会。苦労の連続
2010年〜2012年までのJLPGAツアー(レギュラーツアー)を福岡で3回開催し、この年からステップアップツアー(JLPGAツアー出場を目指す大会)として戦いの舞台を臼杵に移しました。
社員や関係者の手で運営する初めて同然の大会だったので、すべてが手探りでした。
設営に慣れてなかったため杭打ちが上手くできなかったり、ローピングテープをパンパンに張ったせいで風で切れたり、ボランティアで参加した社員がゴルフのルールが分からずどのように対応してよいか分からないなどの苦労がありました。
当時ボランティアの方へは全員にお弁当を支給していましたが、ホールマーシャルの方などは食べる時間が無かったり、置く場所が無く地面に置いて食べていたらアリがやってきたりしたため後々おにぎりやパンに変更しました。こういったことは見落としがちですが、現場のストレスにならないためにも大事なことだと感じました。
【2016年 第4回】初めてのアクシデント
運営として慣れてきた頃。大会中に雨が激しくなり雷で中断する初めてのアクシデントが発生しました。
観戦者、大会関係者、選手をクラブハウス内に避難してもらったり、初めて室内での表彰式を行ったりとイレギュラーな対応でてんやわんやに。
会場にいる全員に怪我がなかったことを確認し、ホッとしたのを覚えています。
またこの頃にスタッフから「ホームページの大会結果はすぐ更新した方が良い」と意見があり、1日目結果、2日目結果、決勝日結果と、当日中に更新するようになりました。今でこそSNSが盛んでタイムリーな更新が当たり前のように思いますが、当時はハッとさせられた出来事でした。
【2017年 第5回~】運営冥利に尽きる、出場選手の活躍
この年から優勝した野澤真央選手、河本結選手、石川明日香選手を筆頭に最近のレギュラーツアーでも活躍する若い選手の活躍が目立つようになりました。
「選手に組ごとにリボンをつけて欲しい」という意見が有り、リボンをつけていただくようになったのはこの後からでした。
また、観戦に来たお客様からは「ギャラリー駐車場が山道の先で道を間違えたんじゃないかと不安になる」という意見をいただき、誘導看板を増やす対策を打ちました。
【2020年 第8回】コロナ禍による初めての無観客開催
この年は39週目に開催していた開催予定を15週目に変更するも、コロナの影響で4月→6月→10月と2回の延期を経て最終的に無観客開催という決断をしました。
いつもより静かな大会となり、今まで聞こえていた歓声が当たり前ではなかったことを実感しました。
【2021年 第9回】有観客で開催できる喜び
コロナの影響で入場者数を制限しての開催でしたが、2年ぶりの有観客大会として選手や観戦者の方に喜んでいただけましたし、そうした反応を直に受け取ることができ運営スタッフも気合いが入りました。
また、初めての4月開催ということもあり2日目は予想気温よりも非常に寒くなり、急遽ストーブを準備するほどでした。
【2022年 第10回】10周年大会が無事終了
有観客のもと若手から中堅の有名選手も多数参加いただけたことで、記念大会として相応しい雰囲気の中で開催することができました。
プレイにはさほど影響しませんでしたが、雨の降った決勝日は残念ながら観戦者数があまり伸びませんでした。
表彰式は多くの方に見ていただきたかったので雨が止むのをギリギリまで粘りましたが、第4回大会に続き2度目の室内表彰式に。
以前の反省を生かし移動もスムーズ行えたため、無事10年の節目の大会を終えることができました。
フンドーキンレディースのこれから
10年間を振り返るとフンドーキンレディースは毎年楽しみにしていただいているファンの方々、小林会長始めJLPGA関係者の方々、スポンサーの皆様、ボランティアスタッフの方々など、多くの人に支えられて運営している大会だと改めて実感しました。
これからも若手ゴルファーが成長し活躍していけるようなサポートと、臼杵のスポーツ文化や街の活性化を目指し、皆様にご満足いただける大会となるよう尽力して参ります。
そしてこの大会が次の20年、30年と続けていけるようにスタッフ一丸となって取り組んでいきたいと思います。
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
「 今後ともフンドーキンレディースをどうぞよろしくお願いします!」
(フンドーキンレディース運営スタッフ一同より)