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それでもリーダーになったらどうするか?

誰かの上に就くことは不安がいっぱいだ。

 

特に管理者やリーダー職のように人の上に立って仕事をするようになって間もない頃は、自分が判断することの一つひとつが正しい(正解)かなんてわからない。今までの仕事の中でやったこともない(判断したことがない)ことを初めてやるわけだから正否に自信が持てないことのほうが普通なんだけども、当の本人としてはそれでもやはり「本当にコレでいいのか?」と疑心暗鬼になってしまうものだと思う。かくいう僕も初めて24で初めて店長を任された時は不安でいっぱいだった。

 

不安でいっぱいだからといって表情に出すと周囲のメンバーは余計に不安になるだろうから必死に表情だけは崩さないように気を付けてはいるけれど、誰が変わって決断してくれるわけでもなく、誰かに回答を用意してもらうことも出来るわけもなく、冷や汗の連続で次から次と判断をしなきゃいけない日々は続く。

 

そんな日々を送っている若い管理者や施設長、リーダー職の人がしなければいけないこと(唯一出来ることと言ってもいい)は、自分が決めた判断の行方をしっかりと直視すること、そしてその結果を受け入れる責任を持つこと。

 

今の御時世、どこの新人研修でも教えてくれるようになった「自責と他責」という言葉。

この言葉を一度は聞いたことがあるかもしれないけれど、じゃあ日常から実践できてる?と聞かれて即答できる人はやはり少ない。

 

なのでここで改めて自責を理解しておこう。

 

一言で言えばこう。

「環境がどうあっても自分から環境に働きかけようという心の状態」
のことで、さらにもう一つ追加しておくと「自責は自分を責めることではない、自分を責めてしまうと不幸につながる」ということも非常に重要。

誤った判断をしてしまった時に、反省をすることは必要だけど、二度同じ間違いを繰り返さないために反省したあとは、「そこから学びを得て、対策を立てて前向きに一歩踏み出す行動が求められる」ということ。

 

僕はこの自責という言葉は自己成長を望んでいる若手管理者、施設長、リーダー職には欠かせない意識だと耳タコなほど伝える。

というのも、自己の成長を本気で考えるには「すべての問題を自己の問題と捉えて、自分の思考と行動を変化させること」で、目の前の壁を乗り越えていくことがその人にとっての最高の成長になると考えるから。

これは店長になりたての頃に学んだ中でも非常に心の支えになっている考え方。

まだ若いあなたがモジモジして決断を先送りにするような上司になってはダメ。

自分の成長をのためにもまずは自責で目の前の判断と向き合っていくことが必要だよ。

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藤見 ひでゆき
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