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身体能力がゴルフのスイングに大きな影響を与える理由:コンペンセイションとは?
コンペンセイションとは?
今回はコンペンセイション(代替運動、補正作用)について書きたいと思います。これを理解すると人の動きを理解しやすいですので大変重要です。
なぜ一人一人の動作に違いが生まれるのか?
それは人間の体は200以上もの関節から成り立っており、非常に順応性に富んでいるからです。
そのため、一つの関節等に異常がありある動作ができなくなったとしても、そしてある筋肉群が弱くコントロールができなかったとしても、似たような動作でまかなえてしまうのです。
例えば、足を捻挫して ギブスをはめた事がある方はいらっしゃると思います。しかし、ギブスをはめたからといって全く歩けなくなるでしょうか?そんな事はないと思います。
決して「通常の歩き方、効率的な歩き方」 ではないでしょうし、痛みでビッコを引くかもしれませんが、「歩く」という動作はできるはずです。
使えない部位を他の部位がかばう動作、それがまさにコンペンセイションなのです。
コンペンセイションがもたらす問題は何?
このケースだと膝、股関節、骨盤、腰椎などが、使えなくなった足首をかばって「歩く」という動作を可能にしてしまっているのです。そして、このコンペンセイションから生まれる動作には3つの大きな問題があります。
1つ目は動作が不規則であること。
2つ目は非効率的であること。
3つ目は他の箇所に負担をかける、ということです。
コンペンセイションがゴルフスイングにもたらす悪影響は?
この問題をゴルフスイングに当てはめてみましょう。身体能力に問題があり「スイング」という動作を行うとそのスイングには上記に述べた3つの問題が当てはまります。
1.「動作が不規則」=スイングが一定でないのでボールが曲がる、
2.「非効率的」=飛距離が出ない、
3.「負担をかける」=怪我がおこりやすいということになります。
ですので「コンペンセイション」が無いスイング=何度も同じスイング軌道で打てて、効率的で、体に負担が無いスイング=良いスイングだと考えています。
さて、このコンペンセイションが生まれる最大の要因がスイング理論?レッスン書?になります。
要するに「バックスイングは肩を90度まで回す、クラブは地面に平行に」などなどです。もちろん身体に制限のない人(例えばジュニア)などはコンペンセイション無しに真似することは出来ると思いますが、大半の人はそうは行きません。
ですので、身体を「緩めたり」本来使うべきでない関節などで動きを「代用」したりとコンペンセイションを生みます。
このコンペンセイションがゴルフスイングの大敵なのです。
ですので、自分の体の柔軟性や筋力などの状態を把握し、自分自身の身体を知ることまずそこから始めましょう。迷いがなくなるはずです。
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