【ふなログ731】気分はゲームマスター?「仕組み」と「キッカケ」「補助線」を提供する。
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土曜日は、
午前中に専門学校の授業のお仕事でした。
そのあと、
コロナワクチン接種で眠気に襲われ、
自宅で大人しくしていました(というより、久々の休養)。
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先月のオフライン講義を経て、
一方通行ではなく「双方向性」を重視し、
かつ、生徒さん同士での横のつながりを促進させる
「グループワーク」を提案してみました。
予想以上の好反応!
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グループを作って何らかのアプリを開発する。
これまでの復習として複数人協力でコードを書いてみる。
マイクラのMODを使って、
皆でマイクラの世界をカスタマイズしてみる。
アイデアが募り、グループ分けを行い、
グループワークになりました。
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これまでの授業では、完全に講義形式。
20名相手なので、
事前の準備と資料作成に、相当時間をかけていました。
しかし、最近始めた
グループワークで必要なのは、ある程度のお膳立てを
最初に対話しながら作り上げ、きっかけを与えるだけ。
あとは、
進むごとに状況を確認しながら、
対話を繰り返しながら、
より良いものを生み出すようなイメージです。
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よって、
「対話重視」「臨機応変」「共に創り上げる」
という流れが、
想像以上に出来てきて自分でも驚いています。
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正直、これまでの授業のオンライン講義形式は、
一方通行のまま、やっててかなり苦痛を感じていました。
オフラインであれば、
話しかけやすく、状況も感じ取りやすいのですが、
オンラインの講義だと一方的に話しかけるだけなので、
生徒さんの間での温度差が激しく、
「何を求めているのか?」を感じ取りにくいためです。
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しかし、
先月、一度オフラインで現場の雰囲気や
生徒さんの人となりを直接感じ、
「グループワークがいけるのでは?」と思い立ったのです。
「受け身な生徒さんが多いなあ」と、
それまでは、勝手に想像していたのですが、
実際に対話してみると、
主張する意見を結構持っているんですよね。
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一人一人対話して、
「何をしたいのか?」を聞いてみる。
もちろん、授業の主旨を補助線とする必要があるので、
そのガイドだけは忘れないように、サポートしていく。
偉そうな物言いをするつもりはありませんが、
いい具合に「手のひらで転がす」イメージでしょうか。
(普段、転がされることが多い自分なので意外)
「仕組み」と「キッカケ」「補助線」を提供する。
あとは、参加者(生徒さん)の個性を見て役割を提案する。
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昔流行った(マニア向けですが)
TRPG(テーブルトークRPG)の「ゲームマスター」みたいなのが、
私の役割でしょうか。
ダンジョンズ&ドラゴンズ
クトゥルフとか。
(実はやったことないけど)
そこからは
参加者の動向に応じた課題や道筋を示し、
ファシリテートしながらゴールまで導く。
ゴールも、進めば進む程、輪郭が見えてくる。
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お!自分、
結構ファシリ能力あるかもしれない・・
もしくは、マネジメント能力?
過去、エンジニアでマネジメントは敬遠しがちでしたが、
案外予測不可能な展開を、
少人数の対人関係間で調整する役割は
できるのかもしれない。。
ピラミッド構造の組織が嫌いなだけで、
フラットなグループならいいのかもしれない。
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ここ数日は、
「そんなマネジメントができるかどうか?」
不安でしたが、いざ始まってみると、
その場で対応できてしまう自分に驚きました。
これ、普段のマンツーマンの授業で
培っていたのかもしれませんね。
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知識や手段を身につけてもらうために、
「仕組み」と「キッカケ」「補助線」を提供する。
結構面白いですね。
実は、
こういうのがやりたかったのかもしれない。
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ここの生徒さん、
地元の福岡でハッカソンにも参加しているみたいなので、
グループワークに乗り気なのも理解できました。
この授業について、有難いことに
専門学校側から来年も続投依頼を頂きました。
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面白くなってきたので今年の反省点を活かして、
是非とも続投したいのですが、
土曜の午前中拘束されるので、金額次第ということで(笑)
「仕組み」と「キッカケ」「補助線」を提供する。
新たな自分の適性を発見して驚いています。
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それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。
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