【ふなログ674】人はつい「汚点」を凝視してしまうが、それだけでは前に進めないぞ!という話
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いよいよ富士登山前日です。
しかし今日は閑話休題します。
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今朝起床してから早々、
仕事面で思うようにいかない場面に遭遇しました。
結論、仕事に向き合う身として
「真剣さが足りない」と感じました。
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仕事、
それも自分を「プロフェショナル」という観点で見た時に、
人はつい
「自分はまだまだ」「これしきの自分」
というネガティブな評価、
逆に
「自分は頑張っている」「これだけの実績がある」
というポジティブな自己評価はしたとしても、
客観的に
「お役に立てているか?」
という視点を忘れがちです。
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もちろん
「頑張っている」という自己評価は大切です。
人間なんで、時には落ち込むこともあるでしょう。
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しかし、
然るべき対価を頂いて仕事をする身として
「お役に立てているか?」
については、考え過ぎるということはなく、
「どう見られているか?」
について意識し続けることが重要です。
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これは、当たり前過ぎることで、
このように言葉で書いたとしても、
流してしまいがちなことです。
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次に、
自分の競合がどのように取り組まれて、
成果を出し続けている人(会社)は
「どのように売っているか?」
「プレゼンテーションしているか?」
についても、意識を馳せる必要があります。
これも当たり前過ぎる話です。
ただし、
私はそこについて
あまり真剣にやってこなかったんですよね。
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「マーケティング」
という言葉で一言でまとめられてしまうと、
無知な私としてはピンと来なかった。
周りを見ると
自分の価値が見えなくなるのでは?
自分が情けなく感じるのでは?
などという恐れがあったのですが、
逆にそれを通して「自分の価値と戦わせてみよう」
と、攻め込んでいく必要があります。
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そこには、
大きな自分への信頼が礎(いしずえ)になります。
「自己肯定感」です。
「どんな自分であっても受容れる」
自己肯定感は人として自分を受容れる安心感であって
そこが大きな基礎となります。
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以前の私はここが不安定であったので、
上述のマーケティング、
つまり競合がどう取り組まれているか?
を知るのが怖くて仕方なかった時期が続いていました。
人は気を抜くとつい、
悪い面や至らない面ばかり見てしまう傾向があります。
「美点凝視」ならぬ「汚点凝視」ですね。
これは勿体無い。
ついつい凝視してしまう汚点は、
ウ◯コだけで充分です(笑)
→え!?
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汚点を凝視することを「客観視」と思っている人は
思った以上に
多いのが現状ではないでしょうか。
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私がこれまでITエンジニアとして勤めてきた企業でも
トラブル発生時に「再発防止策」を講じるために、
トラブルに至った経緯や原因を掘り下げるための会議、
そして、
その結果を顧客に説明する場面にも
多く携わってきました。
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対外的にはそれは当たり前であり、当然の営みです。
しかし、
これが内部での「原因究明」が「原因追求」の場となり、
一個人の肯定感が著しく毀損されてしまうような場面も
少なくないと感じています。
(もちろん、再発防止のための原因究明は必要です)
そのような中でも全否定せずに、
やってきた取り組みの中でも
評価に値する部分を一つでも
汲み取ることはできないだろうか?
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世間的には「甘い」と
言われる話に聞こえるかもしれませんが、
「『お客様』に対する姿勢としては違う」という話であるだけで、
自己や組織内での取り組みとしては、
「客観視」としての「良かった探し」は重要ではないか?
と勝手に考えている次第です。
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システムとしての社会に
組み込まれている身であったとしても、
所詮生身の人間ですので、
生身の人間としての自己肯定感を高めるための
感情マネジメントは必須ではないか??
と考えるに至っています。
(正論だけでは人は動かないのです・・・)
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特に私が生業としている
ITエンジニアの仕事は、
感情を必要としない「システム」を
構築する仕事に他ならないのですが、
「それを使うのも人間、それを作るのも人間」
であることを忘れてはならないと思うからです。
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話が大きく逸れてしまいましたが、
自己肯定感が高まってきた今であれば、
自己有用感に基づいた
マーケティングができるようになっていきます。
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自分が世の中に対して何ができるのか?
お役に立てるのか?
お金を頂けるに値する自分なのか?
会社ではなく個人として
プロフェッショナルの追求は、
これまでも行なってきましたが、
最近、そして今朝の出来事をもとに、
ますますこの思いは加速しています。
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「転んでもタダでは起きない」
「怪我の功名」
転んだからこそ、ただ起き上がるのではなく、
大きく立ち上がって
山頂まで猪突猛進していくまでです。
…で、明日富士登山してきます!
(結局、ソコに着地かよwという話)
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転んで起きるだけではつまらない。
転んで更なる高みを目指すから、生きていて楽しいんです。
これまでの人生での失敗の数々が、
山頂目指すために必要な準備期間、
材料として輝いているのがよく分かります。
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それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。