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「孤高の人」新田次郎著

登山をやられていたり、興味がある人はもちろん知っていると思いますが紹介させてください。
昔、山を走るトレイルランニングをしようとしたきっかけが、長谷川恒夫カップ日本山岳耐久レース(ハセツネ)の第一回大会の映像を何かの特典DVDで見たことに始まります。この大会は奥多摩の登山道を71.5キロ、制限時間24時間で完走する大会なのですが、いまでこそそんなにびっくりすることもないのですが15年ほど前に知ったときにはびっくりしました。そこに参加されていたおじさんが途中で転倒して制限時間に間に合わなくてドロドロになった状態でコメントを述べていたのを見て、大人になってもこんなにドロドロになりながら限界ギリギリのところで遊ぶことができるんだと、感動して翌年には参加していたと思います。
関東が長谷川恒夫なら、関西は加藤文太郎という登山家がいます。正直私はあまり知らなかったのですが、関西にも神戸市主催で「KOBE六甲全山縦走大会」というイベントがあり、これは制限時間17時間で56キロを完歩するといったものです。これは完歩が目的なので走ってもいいのですが、途中の関門が歩きに合わせた設定になっているのでまだ開いていないという状況になる面白い大会です。これは参加申込書=募集人数となっているため、申し込み初日には配布場所で争奪戦になっていました。当時、神戸に友達が住んでいたので手に入れてもらって参加して、完歩することができました。

といってもなかなか、加藤文太郎のことはわからないので、彼のことをモデルにした本、「孤高の人」を手に取ってみました。彼は最後は槍ヶ岳で遭難するのだがその時の描写がなんとも言えない。あっという間に読み終えた本の一冊です。ちなみにこの本が発表されたのは1969年だそうで私よりも先輩で、さらにおどろきですね。
リンクの画像がうまく出ないのですが、
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コミックもあるようで、今度よんでみよっと。

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