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「答え合わせ」

昨年の年末に行われた天才万博が終わった。

本当は最終日のみ参加する予定であったが、天才万博が始まる1週間前くらいに5日間全て参加しようと思った。

一日よく考えて、参加することのメリットが大きいことから参加を決めた。

当初まさか天才万博が終わった後、こんなにも得たものが多かったことにとても驚いた。

ちょうど一年前、僕は「決意」という西野さんのオンラインサロンを辞めるという記事を書いた。

自分でも言うのもあれだが、一昨年「ニセノ」はオンラインサロンの中でもかなり有名で、オンラインサロンを抜けるなんて一部ではかなり衝撃を与えたようだった。

ニセノを辞める必要もなかったけど、僕の中で「続ける必要」もなかった。

「ニセノ」よりも「小川竜司」としてしっかり何かを残したい。

そう思って僕はオンラインサロンを抜けた。

そして「ニセノ」は自分が思っていたよりも早く過去になった。

今回のこの天才万博はこの時書いたブログの答え合わせだったのかもしれない。

「小川竜司」が「ニセノ」を超えた。

そう感じた。

「プロ客」

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photo by ヤギ エイジ

これは簡単に言うと客席で盛り上げる人みたいなニュアンス。

一緒に盛り上がれるようにお客さんを煽ったりする。

自分では最もライブを楽しむお客さんと定義している。

正直いなくてもイベントは成り立つ。

僕の感覚では「アクセサリー」のようなもので、必ず必要なものではないけれど、あればそこに色が付くような感じだと思っている
 
実はそれまでは「プロの盛り上げ屋」という名前だった。

でも、友人のナオミさんがそれだと「盛り上げないといけないって変に力が入りすぎて、逆に楽しめないのではないか」とアドバイスをくれた。

「竜司が楽しむ姿を見て、それを見て周りが楽しく思える、竜司が一番楽しんでやればいい、だから盛り上げ屋じゃなくてプロ客の方がいい」

このアドバイスは本当にありがたかった。  

だから、天才万博を一番に楽しんでやろうと思えた。

実は初日だけ、僕は一昨年のようにいろいろなところに動いて盛り上げるスタイルをしていた。

でも、それが周りに優しくないことに気付いた。

盛り上げ屋になろうとしていた。

いやいや、俺はプロ客じゃん。

そう考えて、2日目からは真ん中の位置でそこでひたすら楽しむことにした。

(もちろんちょっとの移動はしたり、最終日はちょっとずれたりしたけど)

これは真ん中で楽しそうにしてたら、演者の目にも止まりやすいし、会場を見て真ん中が盛り上がったいた方がなんかいいだろうなと考えたからだ。

「とにかく一番に楽しむ」

それをとにかく意識した。

僕は「盛り上げたい」ではなく、「盛り上がりたい」んだ。

みんなと盛り上がれたらそれだけでめっちゃ楽しい。

初めて参加する人もいる、盛り上がりたいけど恥ずかしくて盛り上がれない人もいる。

そんな人たちの不安をなくしたいと思って、とにかく声を出して飛んだ。

僕の中で天才万博はマラソンだった。

初日から最終日までの道のりにいろいろなドラマが待っていた。

この42.195kmを僕は100mを走る勢いで乗り切ろうとしていた(笑)

この天才万博で自分の中で大きな出来事が2つあった。

1つは僕がFacebookに投稿した「終演後の退場」の件がいろいろな方に見てもらえたこと。

これは、2日目終了時に友人のかおりさんに「スタッフさんや会場さんのためにもお客さんの撤退を一緒に促してほしい」と連絡があった。

いきなりスタッフでもない僕たちが撤収を呼びかけてしまうと嫌な思いをする人もいるなと思い、たまたまコンサートスタッフの経験があったので、その時の心情をリアルに書いて投稿してみた。

すると最初こそは反応はそこまで大きくなかったところ、なんと僕の投稿が西野さんにシェアされたのだ。

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ちなみに僕は西野さんとはFacebookで繋がっていない。

どこから見つけてきたのかわからないけど、ここから一気にイイねやシェアしてくださる方が増えた。

ここから少しずつ流れが変わっていく。

あの投稿して直後の3日目、DJダイノジさんのステージの時に客席に降りてきた西野さんが僕を見つけると、ほっぺにキスをプレゼントしてくれた。

ちなみに4日目は西野さんに直接水を僕に目掛けてかけられました(笑)

2つ目は4日目に起きたネジくん事件。

この日VIP席に座っていたネジくん。

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photo by ヤギ エイジ

CABBEGE&BURDOCKさんのステージが終わった後に大号泣したネジくん。

何やら理由を聞くと、僕が一所懸命盛り上げている姿を見て感動したらしい。

そして会場からは僕に対して割れんばかりの拍手をいただいた。

天才万博史上一番謎の拍手であり、おそらく天才万博史上初の一般のお客さんが貰った拍手ではなかっただろうか。

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photo by ヤギ エイジ

おまけに僕がバツイチで、子供と離ればなれで暮らす残念な男だということを会場にいる約500人近くのお客さんにバラすというプレゼント付き(笑)

でもね、西野さんもネジくんも見てくれている人が居て本当に嬉しかった。

一昨年の天才万博は「ニセノ」として声をかけられることが多かったけど、去年の天才万博はプロ客「小川竜司」として声をかけられることが圧倒的に多かった。

「ニセノ」だったとは知らずに、西野さんと間違える人もいるくらいだった。

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(初日はアンタッチャブルの柴田さんに間違えられる)

photo by マタヒラ タカマサ 

オンラインサロンを辞めて1年後、「小川竜司」が「ニセノ」を超えた瞬間だった。

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photo by 東京神父

天才万博終了後、今年のチケットがもうすでに販売されているのだが、もう300枚程売れているらしい。

毎年こんなに売れていたかなとTwitterで呟くと、運営リーダーの佐藤あみさんから「例年の10倍の感覚で売れている」と返信があった。

それほど去年の天才万博はお客さんにとってインパクトがあり、今年もまた行きたいと思わせる空気が早くも漂っている。

僕は今年の天才万博通しで参加出来る可能性として0だと思っています。

でも最終日は参加したいなと思っています。

そして今、プロ客でマネタイズ出来るかpolcaで実験をしている。

今の時代に「プロ客」は本当に必要あるのか?

自分自身で確かめたかった。

そして今現在50000円近くのお金が集まっている。

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この5日間「プロ客」ってなんで出来るのだろうと考えた。

その答えは「人」だった。

主催の人が好き

出演者が好き

お客さんが好き

一緒に行く気心しれた友人が好き

自分を動かす原動力は「好き」である。

天才万博はこの「好き」が全部揃っている。

プロ客なので、盛り上げ屋とは違う。

お客さんなので、自発的になれる。

なので、「プロ客」は依頼されるものではなく、宣言していった方がいいのかもしれない。

「〇〇のライブ行くので、そこでプロ客やります!」みたいな。

プロ客の方向性も少し見えてきたのかなと思う。

今年も天才万博行けたら参加しようと思いますので、またお会いしましょう!

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photo by マタヒラ タカマサ 

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