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とっても気難しい、じいさん

アドベントカレンダー2024 2日目


本日は
杉本苑子さん 「滝沢馬琴」


「八犬伝」の映画や
来年の大河ドラマ「べらぼう」
関連本が本屋さんに沢山出ています。

杉本苑子さんの本もあり
買ってみました。


47年前の作品

この「滝沢馬琴」で
1977年に吉川英治文学賞を受賞されています。

物語は
馬琴の片目が見えなくなるところから
始まります。

神田明神下の家に

息子夫婦
と一緒に住んでいます。

馬琴の妹や娘たち
当時の戯作者や画家
隣近所
息子の嫁の親兄弟
などなど

山田風太郎さん「八犬伝」より
多くの登場人物が出てきます。

馬琴
妻のお百
息子の宗泊
の描写はとても似ています。
性格など。

馬琴は
毎日細かく日記も書いていたそうで
そこに家族のこともいろいろ書かれていたみたいです。
資料が結構あるので
キャラ設定も
同じ様になるのかな
と思いました。

宗伯の嫁 お路は
ちょっと違いました。
無口は一緒だけれども
この本のお路は
さらに無口。

渡辺崋山を
慕っている
という設定。


武士への執着
息子の病
老いても家族を支えている
不幸がつづく
など

そんなキーワードが浮かびます。

上下巻と
結構がっつり読み応えがあります。


早稲田大学に滝沢馬琴の蔵書があるようです。
(さっき見つけた)


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