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【戦場】歯医者さんって、思春期の初デートぐらい汗かくけど、恋愛体験の復習かも

#創作大賞2024 #エッセイ部門

歯医者さんに行く。

はいはい、分かりました
即行けますー!(古谷徹氏の声で)とアムロみたいな人はいないと思うけど。

いざ、歯医者さんに行くとなれば、とにかく準備が大変である。
いつも通りの生活とはいかない。

まず大前提として「歯磨き」は当然。
青ネギなんかはさんでいる余裕はない。

もちろん口臭にも気をつかい、ここでHPがかなり削られる。
いうまでもなく、餃子アウト。

二日酔いで香るアルちゃんもダメだし、
いうまでもなく、ニコちゃんはダメすぎる。

このあたり、毎日〝人々〟と接していれば通常運転かもしれないが、わたくしはほぼ独居老人なので、より気をつかうわけ(第三者機関によるチェックがないため)。

まず口臭は〝口臭抑制タブレット〟などで対処するわけだけど、これが意外と高価。

日々、わたくし節約生活していると「ひき肉グラム88円」が生活出費基準だったりするのだが、この〝口臭抑制タブレット〟はそこそこ、いいお肉の値段だ。

しかし、ここは仕方ない、歯医者さんに行くのだから……と豪遊気分で見ないフリ。

さらに先日、 水柱の冨岡義勇さんが竈門炭治郎さんに「近い近い」といっていたけど(『鬼滅の刃 柱稽古編』にて)。

そもそも歯医者さんと自分は近いのである。
いや、近すぎるのであり、いい雰囲気ならチューしてるのである。

となると、口臭どころではない。

髪の毛の臭いも気になるし、耳クソ、鼻クソの臭いも気になり。
それが分かっているから、歯医者さんに行く前には必ずお風呂。

もちろん服の臭いも気になるので、洗いたて参上。
いうまでもなく〝香水〟も後方支援。

横にいると思い出すこともない香水で準備する。
しかし……。

「はい、お疲れ様でした」

そのひと言で、
これらの努力や苦心があっという間に毎度毎度一瞬で終わる。

これがデートだと、なにか発展したりウキウキしたりするもんだけど、治療費払って、突然〝もとの世界〟に放り出される。

そして、また来週から同じ〝戦い〟がはじまっていたりする。

気分はいつも大谷翔平。

ほんで、初デートでは努力していたけど、その人が〝カノジョ〟になったら、ぜんぜん〝努力〟しなくなったこと、手抜きなどもろもろを毎度毎度思い出したりして。

例えば、デート20回目になると、歯を磨かなくなるとか。
もしあのとき努力していたら……とか。

歯医者さんに行く……って、恋愛再勉強やんと感じる昨日今日。

ああああああああ、ファッションも大事なのであった。

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執筆後日談

のちのち追記いたします。

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