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2人のチカラバランス

悲しいかな、2つのものが、あるいは人が存在する時、人は比較という概念を持ち出して
優劣をつけてしまう。

どちらが長い短い、どちらが大きい小さい、どちらが厚い薄い、どちらが重い軽い。
どちらがいい悪い、どちらが正しい間違い。

比較をすることがなければ、人は今よりも幸せになるらしい。
そういえば我々の世界は比較ばかりだ。

夫婦喧嘩は犬も喰わない、なんて言葉もある。
2個の比較には、決着がつきやすそうで、案外そうでもなさそうだ。

とある哲学者は、こう言ったという。
2つでは全部とは言わない、3つ以上になって初めて全部なのだ。

楽器の合奏でも、2人で演奏する時が一番合わせにくいのだ。
これが3人以上になると、不思議と基準のようなものが出来上がり
ずっと合わせやすくなる。体験からもそう思う。

2つの関係を考える時には、それ以外あるいは、それら以上のものを考慮に入れるといいのかも知れない。

そういえば、何かを支える時も2点では不十分で、3点で初めてバランスが取れる。

3というのは、完全を表すものなのかも知れない。


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