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「大きな地震が生じた際の楽器の取り扱いについて」


このイラストは、オーケストラで使用される楽器の重量を視覚的に示しており、各楽器の重さが具体的に記載されています。以下に、各楽器の重量と、それに基づく地震対策を以下に詳しく説明します。

楽器の重量一覧

  • フルート: 約400g
    軽量で持ち運びが容易な楽器です。

  • ヴァイオリン: 500〜600g
    やや軽量で、一般的にケースに入れて持ち運びされることが多いです。

  • トランペット: 1〜1.2kg
    金管楽器の中でも比較的小さく、軽量です。

  • チェロ: 3.5〜6kg
    中型の弦楽器で、重さがあるため、安定性が求められます。

  • ティンパニ: 25〜50kg
    打楽器の中でも特に大きく、重さもかなりあります。

  • ピアノ: 250〜500kg
    非常に重く、移動や固定に特別な配慮が必要な楽器です。

地震時の取り扱いにおける注意点

1. 重い楽器(ピアノ、ティンパニ、コントラバスなど)

固定・設置場所の選定

  • ピアノやティンパニのような非常に重い楽器は、地震が発生した際に倒れると大きな危険を伴います。これらの楽器は、必ず壁にしっかりと固定するか、地震対策用のストラップや固定具を使用しておくべきです。また、ピアノの場合、キャスターのロックがかかっていることを確認し、できればゴム製のマットを敷いて滑り止めをするのが望ましいです。

  • 設置場所は、可能な限り部屋の中心ではなく、壁に沿って配置することで、倒れる危険性を減らします。また、これにより倒れても逃げ道を確保できます。

定期的な点検

  • 固定具やストラップが劣化していないか、定期的に点検することも重要です。特にピアノのような重量物は、長年の使用で固定が緩んでくることがあります。

2. 中程度の重さの楽器(チェロ、チューバ、トロンボーンなど)

ケースの使用

  • チェロやチューバなどの中型楽器は、揺れによって転倒するリスクがあります。演奏していないときは、できるだけケースに入れておくことで、地震時の転倒や落下によるダメージを防ぐことができます。

  • 地震が発生した場合、即座に安全な場所に移動させることができるよう、ケースは常に楽器の近くに置いておくべきです。

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