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【市場規模を正確に測るには?】デプス調査【MUP:WEEK10-3】

論理的思考スキル(ロジカルシンキング)累計5個目の記事になります.

今回も,論理的にビジネスを作っていくためのフレームワークの一部をご紹介させていただきます.(第3回)

初めてロジカルシンキングという言葉をみるという方もいると思うので,なぜビジネスにおいてロジカルシンキングが.重要かということだけ最初にひとこと.

ビジネス=論理的思考×その他の要素

ビジネスはロジカルシンキングができるかどうかで0にも100にもなります.これだけは覚えておいて,続きを読んでいただきたいです↓


サービス設計の流れ

・3C分析   (←第1回)
・SWOT分析  (←第1回)
・4P分析   (←第2回)
・デプス調査  (←第3回)
・ペルソナ設定
・市場調査

それぞれ分析を行いながら、市場にサービスをリリースしていきます.

<第1回>

<第2回>

今回でいよいよ,よく聞く市場調査という領域に入っていきます!

ただ,その前にやらなければならないのが,デプス調査ペルソナ設定です!(この記事ではデプス調査をやっていきます!)

これは,市場調査をするときに,そもそも市場規模のスカスカで

”本当は100万の売上を見込んでいたが,その市場には10万しかなかった”

なんてことにならないために行います.市場調査の前に『市場規模を把握』を徹底する必要があります.

サラリーマンが『市場規模がいくらだ』と話すことは往々にしてありますが,しっかり把握できている人は実は少ないです.

マーケットサイズを測るときによくやるのが,Googleでちょこっと調べて,推定する方法.一つの手ですが情報リソースが少なすぎて信頼性に欠けます,

よって,まず市場規模についてしっかり定義していきます.

<市場規模の定義>

市場規模=(サービスを必要としている人の数)×(そのサービスに支払うお金)

・サービスを必要とする人の数=ニーズの調査
・サービスに支払うお金=(デプス調査)+(メンタルアカウント分析

<メンタルアカウンティング>

メンタルアカウンティング=心の会計
例えば,『自販機のジュース150円をケチる男性が,女性とのディナー1万円には簡単にお金を使う.』といった非合理的な会計をしてしまうこと.

このメンタルアカウンティングを市場規模には必ず入れなければなりません.

メンタルアカウンティングを含まない”市場規模”はなんの根拠もないただの数字になってしまいます.

<ニーズの調査>

シンプルです.とにかく聞くこと.
多くの人に『こんなサービスが会ったらどう?』とシンプルに聞くことが大事,
このとき,必ずカテゴリー分けをする!

ここでいうカテゴリー分けとは,職種,年齢,性別などを分けていろんな人に聞くということです.

このときに行うのが,デプス調査です!

<デプス調査>

上記のニーズ調査の中から,特定のニーズが確認できたカテゴリー層を呼び,さらなるヒアリングを行って,推測の確認やニーズ理解を深めてめていきます.

例えば,Webアンケートによって,『”20代女性”には,”タピオカが受けるぞ!”』というニーズの確認ができたとします.そしたら,20代女性を実際に5〜10人程度,直接対面でヒアリングを行っていきます.このとき,必ずリラックスできる環境で調査をする必要があります.

デプス調査がうまくいった例:ZOZOツケ払い

『ZOZOTOWNを利用しているユーザーがカートに入れても,購入までいかない人が多く,翌月や月末に購入する人が目立っていた.この取りこぼしを防ぐためにつけ払いシステムの導入を行った.』

ここまでは,ある程度予測できるシステムと言えますが,ZOZOのすごいところは,お支払いをを2ヶ月後でOKとしたところです.

これは『ほとんどの人はクレカの支払いがあり,来月の支払いまではカートに入れた時点で確約されている.その来月の支払いが終わった2ヶ月後なら,お金が使える人が多い』というデプス調査の結果からの施策です.

さて,じゃあ実際にどうやっていくのか?

<デプス調査のフレームワーク>

デプス調査では,以下の順番に聞いていきます.

1.  スモールトーク
2.  ライフスタイルの質問
3.  ワンアヘッド質問
4.  『サービスに対しての意見・必要性』のWHY?を聞く

1.スモールトーク

日常会話です.
リラックスさせることが目的.自分のことをよく話して,相手に安心感を与えることが重要.
(いきなり,見知らぬ人に年収とか言いたくないですよね?)

2.ライフスタイルの質問

その人の1日を聞き出します.
(趣味,家族構成,職業,帰宅時間,出勤時間,子供の保育園の時間など平日と休日に分けて聞く)
※ポイントはとにかく細かく!

3.ワンアヘッド質問

お金関連の折り入った質問をします.
(年収,家庭の経済状況,ローン状況)

4. 『サービスに対しての意見・必要性』のWHY?を聞く

『提供したいサービスに関係のある事柄に対してどう思うか?なぜ必要ですか?なぜ不要ですか?』と言ったWHYを問う質問を3回繰り返す.
(WHYWHY分析)

※デプス調査のポイント

・ぽろっと口にした言葉を聞き逃さない!必ずメモをとる!
これが一番重要!
・自分のサービス内容は最後に必ず紹介するようにする!
間違っても,4.で自分が提供したいサービスを喋ってはいけません.ZOZOのツケ払いなら,『一般的なつけ払い』に関して質問してきます.

こういう特徴を持った人間は,『自分が提供したいサービスを』気にいるんだな.気に入らないんだなということが明確に分かります.

ここで(デプス調査を終えて),ペルソナと言われる架空人物を作っていきます.

が,長くなってしまったので続きはまた次回!




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