【論理思考スキル】ペルソナ設定&市場調査【MUP:WEEK10-4】
論理的思考スキル(ロジカルシンキング)累計6個目の記事になります.
今回も,論理的にビジネスを作っていくためのフレームワークの一部をご紹介させていただきます.(第4回)
初めてロジカルシンキングという言葉をみるという方もいると思うので,なぜビジネスにおいてロジカルシンキングが.重要かということだけ最初にひとこと.
ビジネス=論理的思考×その他の要素
ビジネスはロジカルシンキングができるかどうかで0にも100にもなります.これだけは覚えておいて,続きを読んでいただきたいです↓
サービス設計の流れ
・3C分析 (←第1回)
・SWOT分析 (←第1回)
・4P分析 (←第2回)
・デプス調査 (←第3回)
・ペルソナ設定 (←第4回)
・市場調査 (←第4回)
それぞれ分析を行いながら、市場にサービスをリリースしていきます.
<第1回>
<第2回>
<第3回>
ペルソナ設定
前回のデプス調査により
”このライフスタイルで,これくらいの年収の人は”自分が提供したいサービスを気に入る
ということが分かったら,『1人』架空の人間を作ってしまう.
これがペルソナになります.
ペルソナは実在しているかのように,
”年齢,性別,居住地,職業,年収,,,,”
(↑『デプス調査&メンタルアカウンティング』より)
を明確にして,資料やプレゼンに落とし込んでいきます.
よって実際のプレゼンでの市場規模は,このペルソナを逆算して説明していきます.
※本当に実在するかのように超具体的に設定するのがポイントです.
市場調査
では具体例を出して,実際のプレゼンでの説明文を書いていきます.
ただ,まずはペルソナによる市場規模の再定義をしたいと思います.
(前回)デプス調査する前では以下のように定義しました.
市場規模=(サービスを必要としている人の数)×(そのサービスに支払うお金)
これを具体化すると(ペルソナを用いると)
市場規模={(ペルソナ)×(同様人物)} × {(利用意向)×(メンタルアカウンティング)}
※サービスに払うお金ついては第3回記事参照
となります.
<プレゼンでの市場規模の説明>
例:仮眠スペース提供サービス
「20代後半,独身サラリーマンAさんは,昼食休憩後の午後からの仕事で眠気に襲われることに悩んでいます.昼食は12時〜13時,仕事に戻って1時間後の14時になると睡魔に襲われ,仕事の生産性は落ち,ミスもこの時間が一番多いようです.このようなサラリーマン10人に対してデプス調査を行ったところ,10名中7名が休憩時に仮眠を取ること希望し,月1万であるならこのサービスを利用したいと言っております.そして,このオフィス街には,同じようなサラリーマンが10万人ほどおり,そのためこのエリアによる市場規模は,10万人×70%×1万円=月間7億円程度の市場規模が予想されます.」
※このサービスや数字は今考えたので,結構テキトーです.ご容赦ください.市場規模の考え方への着目をお願いします!
しっかり,上の例を定義と見比べて確認してください.↓
市場規模={(ペルソナ)×(同様人物)} × {(利用意向)×(メンタルアカウンティング)}
このように,ペルソナを設定して,そこからの逆算で市場規模を推測することで,論理的で根拠を持った数字(=市場規模)を得られるます.
これで,市場規模は7億とわかりましたと.そしたら,このサービスをローンチした瞬間から,7億円が売り上げられるか?
もちろん無理ですよね.
サービスが社会(市場)に浸透するには,順番があります.
ここで考えなければならないのが普及曲線です.
例えば,初めて仮眠スペースというビジネスモデルを社会に提供されたときに,これをすぐ利用する人たちは『イノベーター,アーリーアダプター』と呼ばれます.(上図のように全体の16%を占めます.)
また具体例で考えていきましょう.
<地元にできたカフェBについて>
その地元にはもともとスタバがあって,多くの人はスタバを利用しています.新しいカフェBができたとき『いつもはスタバ行くんだけど,ちょっと冒険して,カフェBに行ってみよう』という人は,全体の16%ということになります.逆に,その他84%はいつも通りスタバに行きます.
つまり,ここで大切なのは,しっかりと16%のお客さんを満足させることです.この16%をしっかり掴むことで,アーリマジョリティ34%への挑戦ができます.
ただ,実際には,16%の人々の満足をしっかり得られていれば,口コミが広がり自然と移行していきます.(自然バイラル)そのため,同時に口コミでバイラルされやすいようなキャッチコピーをつくることも重要です.
また,そもそものサービス戦略としてアーリアダプターたちが冒険しやすいような戦略を取る必要もあります.(ニッチPR戦略)
この場合,「高級チョコとコーヒーのお店」などとすれば,『ただのコーヒー店じゃないな』ってなり,ちょっと気になりますよね.
以上で『ビジネスのロジカル設計』についての説明を終わらせていただきたいと思います.同時に,ロジカルシンキングの記事についても一旦終了です.
ここまで読んでいただきありがとうございました!
P.S
ぶっちゃけビジネス初心者が経営者に学んだ内容をアウトプットしている形なので,分かりにくいところもあったと思います.
でも,全て読んでくれた方には,ビジネスを論理的に作っていく流れをイメージくらいはできたのではないでしょうか?
逆にこの記事だけ気になって読んでくれた方は是非,前の記事3つも覗いてみてください.一応,お金払って学んでいる内容ですので,起業を考えているならば,後悔させないと思います.
それでは,また!